DOCTOR BLOG ドクターブログ
シミと一口に言っても・・・
2016-05-06
2017-08-31
皆様こんにちは
GW後半は、お休みを頂き、誠に勝手ながら5/3~8日まで診療をお休み致します
9日から通常診療です。ご迷惑お掛けしますが何卒よろしくお願い致します
ブログのみ更新しております
さて、紫外線が強い時期になってきました
とは言え、ご存知の通り紫外線は一年中降り注いでいますが
なかでも5月~10月はUVBという波長が多くなります
ざっくり分けると、たるみ、シワ、シミの原因になるUVAに対し
シミの原因にもなる日焼けの様な、じりじりと焦げる様な症状を起こすのがUVBです
これからの季節、外に出ると、あ~焼けてる焼けてると肌に感じますよね
そこで今日は以前のブログにも挙げて好評だったシミのお話
美容の入り口として最も多いのが「シミ」の訴えです
我々が日常の診療で「シミ」で遭遇するものの多くは下記の図の通りです
★「肝斑」
目の周りに、頬骨の高い位置に出現。30~40台が好発年齢で妊娠をきっかけになど女性ホルモンのバランスで出現したり、紫外線で増悪する左右対称にある面状の褐色斑
クリニックBで治療するなら・・・内服(1月分\5000)とレーザートーニング (\35000/回)
★「そばかす」鼻根部から頬にかけて散在する3ミリ以下の細かい粒上のシミ。遺伝性で思春期より出現
クリニックBで治療するなら・・フォトフェイシャルM22 (\40,000/回)、ライムライト (\35,000/回)
★スポット状のシミ
医学的には「老人性色素斑」ですが、紫外線が当たっている部位により出やすい平らなシミ。左右非対称、顔面や手の甲、腕、下肢、デコルテ、背中など色んな部位に出現
クリニックBで治療するなら・・メドライトC6 (10mm未満\10,000、以降1mmにつき\1000+)
★「脂漏性角化症」
盛り上がったシミ。紫外線や加齢による変化。スポットのシミと同様で顔面に限らずどこにでもできます
クリニックBで治療するなら・・・炭酸ガスレーザー(料金は大きさ、個数によります)。個数や範囲に制限はありますが保険適応もありその場合液体窒素で行います(ごめんなさい。Bは保険診療は行っておりません、が個数に制限はありませんよ~)
★「色素沈着」
虫刺されの痕やニキビ痕、けがの痕がシミのように茶色く残っているもの
クリニックBで治療するなら・・・発症後半年は自然軽快する場合もあるので経過観察(敢えて行うならイオン導入や、ハイドロキノンなどの美白剤で保存的に)。それ以降経ったものはレーザー治療やケミカルピーリング
★「遅発性太田母斑ADM」
20歳以降に出現する、青~灰色の斑状のシミ。両頬に出現し、融合すると肝斑との鑑別を要します。見慣れると分かりますが、いわゆる「シミ」とはパッと見の色調が違いメラニン色素も真皮という深い層まで沈着しています。(因みにいわゆる「シミ」はメラニン色素が表皮に留まっています)
クリニックBで治療するなら・・・メドライトC6の1064nmの波長で(治療費は範囲によりますのでご相談ください)
これらが孤立して存在したり、多くは混合している場合がほとんどです
ので、やみくもにどのシミに対しても同じ治療が適応になりませんし
コンビネーションの治療が必要になる事も多々あります
何はさておき、シミは診断がとっても大事です
シミは冬のうちに治療するものとお思いの方も多いかもですが
実は意外と、紫外線が強くなり始める今頃から多くお問い合わせを頂きます
そして、夏はレーザーや光治療などのシミ治療をやってはいけないと思われがちですが
決してそんなわけではございません
本気でシミをやっつけたい方、一度スッピンになってでじっくりと診せてくださいませ