EXAMINATION 診察項目
ほくろ治療とは?
炭酸ガスレーザーやQスイッチNd-YAGレーザーを使用し、ほくろを除去する治療です。クミコクリニックでは仕上がりの美しさに重点をおき、ほくろを除去していきます。
盛り上がりのあるほくろは局所麻酔を行い、炭酸ガスレーザーにて凸部分を削り、残った色素に対してQスイッチNd-YAGレーザーを照射します。複数のほくろを同時に除去することも可能です。
1回で除去すると傷跡が目立つ可能性のあるほくろは、1か月以上あけて繰り返し治療していくことで、傷跡が残らず綺麗な仕上がりになります。治療後は、赤みや浅い凹みが見られ、1~6か月かけて周囲の肌色と馴染んでいきます。
炭酸ガスレーザーの特徴
炭酸ガスレーザーは水分含有量が多い皮膚組織に反応するレーザーで、ほくろを蒸発させて除去することができます。
皮膚(ほくろも含む)には水分が多く含まれており、そこに炭酸ガスレーザーを照射すると、照射部分に熱が生じ、一瞬のうちに蒸散させることができます。その結果、ほくろの色素細胞を破壊し、除去されます。深部組織や周辺の正常な皮膚にはダメージを与えないため、最小限の処置でほくろをとることができます。メラニンだけを選択的に蒸散させるため、最小限でも取り残しが少なく、再発のもっとも少ない方法といえます。
メスを使用する治療と比べ出血はほとんどなく、肌への負担が少ないことが特徴です。治療の際は局所麻酔を行うため、痛みも少なく、仕上がりも綺麗なので安心してお受け頂けます。
~盛り上がったほくろの場合~
Step1 赤い印の表面から見て凸の部分を炭酸ガスレーザーで削ります。(局所麻酔を行います)
Step2 表面を浅く削った後、残った色素に対してより深くまで到達する光のレーザー(QスイッチNd-YAGレーザー)を照射します。
〜薄いほくろの場合〜
◎ほくろに盛り上がりがなく、薄いほくろの場合はStep2のみです。
こんな方におススメ
- 顔に大きなほくろがある
- 盛り上がったほくろがある
- ほくろが年齢と共に大きくなっている気がする
- メイクでも隠せないほくろを取りたい
- 小さいほくろがたくさん散らばっている
- 短い治療時間で終わらせたい
ほくろができるメカニズム
ほくろとは、色素性母斑もしくは母斑細胞母斑と呼ばれている良性の母斑細胞(ほくろ細胞)の集まりのことです。ほくろには、先天性のものと成長途中で現れてくる後天性のものがあります。後天性のほくろは10代後半あるいは20代以降にできるもので、こちらのほくろはメラノサイトが紫外線の刺激をうけて、沢山作られたメラニンの塊です。そして、紫外線の被爆量が多いほど沢山のメラニンが作られ、ほくろができる可能性が高くなります。肌を紫外線から保護するために、体はメラニン色素を作り出しますが、これがいわゆる日焼けの原理です。しかし、メラニン色素を作る過程で、メラノサイトが活性化して、異変を起す場合があります。その結果、メラニンを作り続けることになり、ほくろを形成します。
メラノサイトは胎児の時に形成される
メラノサイトは色素細胞あるいはメラニン細胞といわれており、メラニンを作り出します。メラニンは人の色を決める黒色色素で、その量の多さで皮膚や髪や目などの色の濃さが決まります。またメラニンは、私たちの肌を紫外線から守る働きもしてくれています。通常メラノサイトの数は、胎児が母体の中にいる時に作られます。
ほくろのできやすい体質は遺伝する
ほくろの出来やすい体質というのは遺伝します。中には両親と同じ場所にほくろが出来る人もいるようですが、発症の時期や場所まで遺伝するわけではありません。ほくろの遺伝は優性遺伝なので、例え片方の親がほくろが少ない人でも、もう片方の親がホクロの多い人であれば、その子供もほくろが多くなります。
ほくろの種類
大きく分けて「単純黒子」と「色素性母斑」の2種類がありますが、一般的なホクロは「色素性母斑」のことを指します。「色素性母斑」は母斑細胞の増殖によるもので、何らかのきっかけでメラニン色素を産生すると、小さな褐色や茶色の色素斑(しみ)が形成されます。さらに、母斑細胞の数が増加すると、皮膚から盛り上がったほくろになってきます。
ほくろには、次の4つのタイプがあります。
1、「単純黒子」皮膚の上層部にある表皮基底層の部分にメラノサイトが増えた状態のもので、黒色をしている色素斑です。
2、「色素性母斑」メラノサイトが皮膚の幾層に増えたものです。小さなものから巨大なものまで大きさは様々です。
3、「老人性色素斑」中高年の顔、手、腕などにできる色素斑です。主に、紫外線によるものです。
4、「斑(そばかす)、雀卵(じゃくらん)」幼少期から思春期にかけて、顔に現れる小さな色素斑のことです。紫外線を浴びることによって悪化します。美容皮膚科でほくろ除去
ほくろの除去は、ほくろの基である母斑細胞を完全に取りきることが必要となります。特に顔のほくろは、できるだけ傷跡を残さないために、必要最小限の範囲だけを除去することが重要になってきます。
美容皮膚科によるレーザー治療の場合、皮膚に負担をかけずにほくろの除去することが可能です。治療の際にはほくろの凹み跡が残らないよう、複数回に分けてほくろを取り除いていきます。さらに、ほくろの大きさや形状に合わせて、複数のレーザーを使用して丁寧に取り除いていくので、直径の大きなほくろでも対応が可能です。
レーザー治療の優れた点は、短時間でほくろの除去が終了するので、当日からいつも通りの生活が可能ということです。また美しい仕上がりにこだわって治療をするために、傷跡を気にする人などにもおすすめです。ただし、大きいほくろや深いほくろの場合にはレーザー治療が適さずに、外科手術の適応になる場合もありますので、ご注意ください。
治療の流れ
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STEP 1
カウンセリング
医師の診察により、どのような治療法が適応になるかを決定していきます。
治療後の経過や注意点などをお話ししていきます。
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STEP 2
施術
実際にレーザーを照射していきます。
治療時間は約10分ほどです。
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STEP 3
終了
終了後は通常通りメイクをして頂いて構いません。
紫外線対策はしっかりと行って下さい。
FAQ よくある質問
- 全て開く
- 全て閉じる
- Q 施術にかかる時間はどれくらいですか?
- A 10分程度で完了します。
- Q 治療は1回で終わりですか?
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A
1回で取れるものが多いですが、ほくろの状態によっては複数回かかるものもあります。
同じ部位のアフターケアの費用は再診料(¥1,100税込)のみです。
- Q 傷跡や赤みは残らないでしょうか?
- A 治療後は赤みや浅い凹みが見られ、1~6か月かけて周囲の肌色と馴染んでいきます。
- Q 治療後はメイクできますか?
-
A
メイクは当日から可能です。
日常生活は通常通り行って頂いて構いませんが、紫外線対策はしっかり行って下さい。
ホクロ大きさ | |
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1mm | ¥11,000 |
2回目以降 | 再診料のみ |
※下島医師施術の場合、指名料¥11,000が別途必要となります。
※初診料又は再診料が別途必要となります。
※当院では医療ローンは取り扱っておりません。