EXAMINATION 診察項目
顔がたるむ原因とは?
「たるみ」は美容のクリニックで外来を行っているとしみ、しわと同じくらい多い訴えです。「顔がたるんだ」「お腹がたるんだ」‥等たるみは加齢と共に色々な部位に出現します。そして一口に「たるみ」と言ってもその成り立ちには様々な原因があります。
皮膚の老化による加齢によるたるみ、紫外線などの光老化によるたるみ、脂肪が下垂して起こるたるみ、筋肉が拘縮(凝り固まる)してできるたるみ。この様に、「たるみ」には様々な原因がありますので、当然その原因によって治療法も異なります。皮膚を引き締めるレーザーをあてたからといって全部のたるみが改善するわけではありません。そのため「たるみ治療」は一色たんではありません。自分の「たるみ」が何が原因で起こっているか、何故たるんでしまったかをまずは見極め、最短で理に適ったたるみ治療を行いましょう。
■皮膚の構造と変化を理解しましょう!
たるみの原因の一つに、皮膚が弾力を失い下がってくる状態があります。いわゆる「ハリのない肌」という状態ですね。これはどういった原因で起こるのでしょうか?
皮膚は外側から表皮、真皮からなりその下に脂肪や筋肉などの皮下組織が存在します。肌の弾力に関係あるのは皮膚の中でも最も広い範囲である真皮層です。この真皮層に存在する、コラーゲン(膠原線維)、エラスチン(弾性線維)といった線維成分とヒアルロン酸などが皮膚の弾力性や柔軟性に関係しハリなどの強度を保ちます。
このコラーゲンやエラスチンが規則的に配列しその間を満たすようにヒアルロン酸などの保湿因子が存在し皮膚に弾力や柔軟性を与えていますが、加齢と共にこの線維が切れて配列が乱れると皮膚の弾力が失われてきます。
これにより肌はハリを失い皮膚がたるむ原因となります。このコラーゲンやエラスチンの配列を乱す原因は加齢による変化だけではなく、紫外線による光老化によっても起こります。
引用元:Unilateral Dermatoheliosis Jennifer R.S. Gordon, M.D., and Joaquin C. Brieva, M.D. N Engl J Med 2012; 366:e25
こちらの写真は、論文にも投稿された有名な写真です。25年間運転手をしていた69歳男性、紫外線を浴びている左側だけ特に、しわたるみがひどいですね。
こういった具合に紫外線はしみやそばかすといった色調の変化だけではなく、肌の奥深くにまで届き、しわやたるみまでも引き起こします。皮膚の老化によって生じるたるみには、高周波や光治療、美肌成分や成長因子をなどの機器によるたるみ治療や線維芽細胞の働きを促す美肌成分の注入治療などが有効です。
■顔がたるむ原因:脂肪の変化の場合
顔がたるむ原因として、脂肪の下方への位置移動があります。顔面の脂肪はコンパートメントに細かく区切られて存在します。年齢と共にこの区切られた脂肪が下方へ移動し下垂(たるみ)が生じます。目の下の脂肪が下垂すると袋の様にふくらんで目の下のたるみの原因になったり、ほほや口周りの脂肪が下垂するとほうれい線やマリオネットラインが生じる原因にもなります。こういったパーツごとの脂肪の位置移動もたるみをつくる原因となりほうれい線やマリオネットラインといった「大しわ」を形成します。
脂肪の下垂が原因で生じるたるみには、部分的な脂肪溶解注射やヒアルロン酸などでリフトさせ下垂した脂肪組織を元の位置に戻す治療などが有効です。
■顔がたるむ原因:筋肉の変化の場合
顔がたるむ原因に「筋肉の拘縮」があります。拘縮とは、筋肉が凝り固まった状態です。顔面の筋肉は顔を下向きに引っ張る下制筋や上向きに引っ張る挙筋、リング状に収縮する括約筋から成ります。たるみの原因となるのは、この顔を下向きに引っ張る下制筋が拘縮し下方へ引っ張る力が強くなって顔が下がります。こういった症状が強い方には、下向きの筋肉にボトックスを打ち相対的に上向きに引っ張る筋肉の力を強めるマイクロボトックスが有効です。
■たるみやすい顔の部位とは?
顔の中でも特にたるみが目立つのは、目や口の周囲や頬などです。目の下がたるむと目の下が袋状に膨らみ、頬がたるむとほうれい線の原因となり、口周りがたるむとマリオネットラインの原因にもなります。ほうれい線やマリオネットライン、目の下のしわなどはこういいたたるみが原因で起こります。下記でパーツ別で解説します。
【顔全体】
近年PCやスマートフォンなどの長時間の使用によって、前のめりの姿勢が多く顎まわりのたるみや二重あごの原因となっています。顎周りのたるみは、二重あごになり太った印象を与え顔が大きく見える原因にもなります。脂肪が多くたるんで見える場合や、顔全体の皮膚がハリを失い全体にたるんで、顎周りにたまって来る場合がありますのでそれぞれ治療法は異なります。脂肪が多くたるんで見える場合は、その余分な脂肪を除去するために、脂肪溶解注射や脂肪を減らすクールスカルプティングなどで局所の脂肪を除去していきます。また皮膚がハリを失い、顎周りに余剰皮膚となってたまってくる場合は、皮膚を引き締めるタイトニング治療が有効です。サーマクールやヴィーナスレガシイなどの高周波治療器で皮膚を引き締めていきます。
【頬のたるみ】
頬の脂肪を支える支持靭帯がゆるみ脂肪が下方に移動して生じるのが頬のタルミです。ブルドッグのような頬のたるみが生じるとほうれい線が深くなって老けた印象を与えたり、全体的に顔が下がって暗い印象を与えます。脂肪の位置移動以外にも紫外線や加齢による変化で肌の弾力を失いたるむ場合もあります。下がった頬を元の位置に戻すような、ヒアルロン酸注入やサーマクールやヴィーナスレガシイによるタイトニング治療、肌のハリを取り戻す美肌成分の注入治療が有効です。
【口元のたるみ】
口元のたるみは、口角がさがり老けた印象だけではなく不機嫌な印象も与えます。肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチンが加齢による減少し肌がハリを失いたるんでくる場合や、口角周りの筋肉が拘縮し下方に引っ張る力が強くなり口角を下げてしまう場合があります。肌のハリを取り戻す美肌成分の注入治療や口元を下げる筋肉をリラックスさせるボトックス治療などが有効です。口角が上がると、マリオネットラインが改善し老けた印象を無くすだけでなく、にっこりと優しい口元になります。
【目元のたるみ】
目の下の脂肪が下方に移動すると目の下が膨らんで目の下のたるみが生じます。更に目回りの骨が年齢と共に後退することで、その膨らみの下が凹みクマの様な溝が出現します。凹んだ部分にヒアルロン酸を注入し凹みを目立たなくし同時にたるみも目立たなくしたり、サーマクールやヴィーナスレガシイ等の高周波治療器によるタイトニング治療、肌のハリを取り戻す美肌成分の注入治療が有効です。
【毛穴のたるみ】
加齢によって肌がたるむと、本来は丸い形をしている毛穴がたるんだ皮膚に引っ張られ、楕円形に広がってしまいます。この状態を「たるみ毛穴」といいます。さらに進行すると毛穴が帯状に繋がり、小じわのようにみえる「帯状毛穴」と呼ばれる状態になります。毛穴がたるんでしまう原因は主に3つ、コラーゲンの減、生活習慣、血行不良です。
・コラーゲンの減少・・加齢によるたるみは、真皮にある弾力繊維「コラーゲン」や「エラスチン」が減少することで起こります。肌のハリや弾力が低下し、皮膚がたるむことで毛穴周辺が陥没し、すり鉢状にくぼみ、大きく広がって見えます。
・生活習慣・・脂っこい食事やお菓子を好み、日頃からよく摂取していると、皮脂を過剰に分泌させるため、毛穴の開きの原因となります。また睡眠不足やストレスでも、成長ホルモンが分泌されず、ターンオーバーが乱れて肌の弾力を失うため、たるみ毛穴になりやすくなります。
・血行不良・・血行不良は冷え性や喫煙などが原因で発生することがあります。そうすると、肌全体に栄養が行き渡らず、弾力やハリが失われ、毛穴も開きやすくなります。
たるみ毛穴にはウルトラフォーマーやヴィーナスレガシイ等のタイトニング治療やマイクロボトックスリフトによるリフトアップ治療、ケミカルピーリングやハイドラフェイシャルによって毛穴の汚れを取り除き、代謝を促進するピーリング治療などが有効です。
■ほうれい線と笑いシワの違いは?
小鼻のまわりから口角の上までつづく「ハ」の字型にくっきりできる深い溝をほうれい線と呼んでいます。しわを気にしていらっしゃる方の中で最も多い訴えです。
ほうれい線があるとただ単に老けて見えるだけではなく、顔の重心がさがりたるんだ印象や、疲れて見えて暗い印象を与えます。また口角から顎にかけて操り人形の口の様な形でできる溝をマリオネットラインと呼びます。マリオネットラインが入るとブルドッグの様なたるんだ印象を与え老けて見える原因になります。
ほうれい線やマリオネットラインは主にたるみが原因で生じる溝、俗に言う「大シワ」と呼ばれています。こういったしわにはヒアルロン酸治療やたるみを改善するサーマクールやヴィーナスレガシイなどのたるみ治療が有効です。
一方、笑った時にのみ生じる様な表情しわは、目回りや口周りに見られ表情を寄せた時にだけ生じるしわですので表情を作る筋肉をリラックスさせるボトックスが有効です。一口に「しわ」言ってもその成り立ちは様々ですので、ぞれぞれにあった適確な治療を行わないと逆効果になる場合もあります。例えば、ほうれい線の溝が気になるからといって、そこにヒアルロン酸を注入するだけでは、決して美しい顔立ちにはならず、ほうれい線の原因となる頬のタルミを持ち上げる治療を先に行わないと、ただ溝だけ埋めてもバランスの悪い太った顔になってしまう場合があります。
医師の診断の元、理に適った最適な治療を受けましょう。
顔のたるみを根本的に治療するなら、美容医療で
—クリニックとエステサロンの治療の効果の違い
まず、クリニックとエステサロンの一番の違いとして、クリニックで行われているのは、医療従事者による「治療」で、エステサロンはエステティシャンによる「施術」であるという点です。どちらも美容に特化しており、機器の使用など施術内容に似ているところもありますが、「治療」と「施術」には大きな違いがあります。
クリニックで国家資格を持った医師や看護師が行っているのは、医療行為です。高出力な医療機器使った治療や注入治療など様々な方法があり、一度の治療で高い効果を出すことが可能です。ご自身の好みや目的に合った治療法を選択でき、医師とのカウンセリングにより決定します。
一方、エステサロンの場合、施術を行うエステティシャンはマッサージや機器、化粧品などの知識を持った美容のプロではありますが、民間資格であるため医療行為は行うことができません。
たるみを改善する施術を行う場合、手技または機器によるマッサージが中心です。エステサロンの機器の出力には制限があるため、クリニックの治療に比べると効果が出るまでに時間はかかりますが、体への負担が少なく、リラックスに重点を置き丁寧にケアをしてもらえるなど、きめ細やかなサービスを受けることができます。
エステサロンは「一時的な改善」や「予防」が主な役割で、より効果を追求したい方や根本的なたるみ治療を行う場合はクリニックでの治療がお勧めです。現在の美容医療には多くの選択肢があり、たるみ治療にも「切らない」「傷が残らない」「痛みが少ない」治療法が多くあります。当院でもこうしたメスを使わないたるみ治療を取り入れており、経験豊富な医師が患者様お一人ずつに最も適した治療法をご提案いたします。
KUMIKO CLINIC「顔のたるみ治療」こだわりと治療方法
こだわり1:顔の部位・種類に合った治療
例えば同じフェイスラインのもたつきでも、そのたるみの症状は人によって原因や成り立ちが異なります。コラーゲンやエラスチンの減少による皮膚のたるみから、筋肉の衰えによるたるみ、脂肪が溜まっているたるみなど様々です。しわもまた同じです。年齢や生活習慣などによっても症状は変わりますので、たるみ治療と言っても治療法は1つではなく、まずはカウンセリングでお一人お一人のたるみの症状を見極め、最適な治療法を提案するのが大切だと思っています。
こだわり2:新機器を設備
当院で導入している顔のたるみ・しわの治療内容は、ホームケアとして行うマッサージや化粧品、エステなどでは届かない真皮層からのアプローチする長期改善を目的とした小顔効果をもたらす引き締め系のサーマクールやヴィーナスレガシーから、元々体内に存在するヒアルロン酸を注入してしわのような溝を埋める治療、しわやたるみを改善するだけでなく顔全体がリフトアップしたかのような効果をもたらすトータルな注入治療までございます。ただ単にその場しのぎで改善したかのように感じるものではなく、医療機関ならではの長期的効果を提供し、お顔全体の印象を若かった頃に戻す、細かい部分まで手が届く治療をゴールと設定し、たるみ・しわ治療を提供しています。
また、当院の治療メニューはすべて院長である下島自身とスタッフが肌で体感し、良かった効果のもの、安全なもののみを厳選しています。医師やスタッフもいち患者であります。たるみやしわは、様々な悩みの中でも最も「老い」を感じさせる原因と言っても過言ではなりません。それゆえにたるみやしわを改善すると、お顔がパッと明るくなり、生き生きとした印象になります。ぜひ、お気軽にご相談ください。
ヒアルロン酸注射(注入)
【特徴】
ヒアルロン酸は化粧品の成分等でも広く一般的に認知されているように、元々私たち人間の体内に存在しているムコ多糖類です。そのヒアルロン酸に架橋剤等を入れることにより柔らかいものから硬さのあるものまでたくさんの種類があり、適切なものを症状に合わせて注射で注入していく治療です。例えばしわの治療には、皮膚と皮膚の間に溝が出来ているため溝の部分に沿って適切なヒアルロン酸を皮下に注入し埋めていきます。そうすると、失われたハリや弾力の変わりとなり、周りの皮膚となじみ、しわを解消することが可能です。
【メリット】
ヒアルロン酸注入のメリットはなんと言っても一度注入したものは元に戻せるということもメリットです。万が一気に入らなければヒアルロニダーゼという薬剤を使用し、溶かすことが可能です。ですが、いくら元に戻せるとはいえ、1回の治療時の注入による患者様へ与える負荷は、取り消すことはできません。ダウンタイムがない治療とはいえ、当院ではカウンセリングを徹底し、患者様とゴールを明確に設定しながら、少しづつ注入していくことを心がけ、一度でお気に召す結果になるよう徹底しています。また、しわやたるみへのヒアルロン酸注入のメリットは、美的効果を即時に実感いただけることが何より他の治療ではできないメリットです。
プチ整形という言葉がありますが、ヒアルロン酸注入はまさに‘少し整える’程度の治療です。ですが、この少しが女性にとってはとても大事な変化だと思います。自分では分かる程度に少し変わることで、お顔の印象は前向きに変わる患者様を多く見ています。
【こんな人にオススメ!】
・法令線が気になる方
・おでこやこめかみ、目の周りが衰え、凸凹が生じた方
・お顔全体にボリュームがなくなってきた方
・頬がこけて、顔全体がたるんで見える方
最近のヒアルロン酸注入は、従来の方法からさらに進化を遂げています。しわを埋める、鼻を高くする、アゴをシャープにする、涙袋を形成するといったヒアルロン酸注入から、今では顔全体をリフトアップさせ自然な若返りをもたらす注入法があります。単に凹んだ部分に足すという方法ではなく、患者様それぞれが持ち合わせているリフトアップさせるポイントに注入することにより、Vシェイプに見せる方法です。また、この方法は顔本来にある、いわゆる‘彫り’の強弱をつけることができるため、バランスのとれた美しいお顔立ちに導くことが可能です。
ヴィーナスレガシイ
【特徴】
ヴィーナスレガシーはマルチポーラー式RFとパルス電磁場を組み合わせ、痛みを伴わず皮下組織の深くまで均一に加熱することができます。また、世界初のパルス・エア・ドレナージュ機能でリンパドレナージュを促進するため、ラジオ派による加熱、磁気による血流改善、マッサージの機能により、コラーゲン生成・しわやたるみの改善に有効です。
【メリット】
たるみの解消と同時に肌の質感を滑らかにすることができるため、パーンと張ったハリのある肌が手に入ります。また、その高いリンパドレナージュ効果により、顔に出やすいむくみにも有効です。
【こんな人にオススメ!】
・顔、首のしわ・たるみが気になる方
・肌にハリ・ツヤが欲しい方
・顔のむくみが気になる方
・たるみ治療はしたいけれども痛みが心配な方
ボトックス・マイクロボトックスリフト
【特徴】
ボトックスは、ボツリヌストキシンという薬剤を使って筋肉を緩めたりリラックスさせることにより、しわやたるみの原因となる根本を解消する治療です。ボトックスには主に2種類の打ち方があります。1つ目は、大しわと呼ばれる眉間を寄せた時にでるしわや笑った時に出る表情しわの原因になる筋肉層に直接打つ注入方法。2つ目は、全体的にたるみの原因となる筋肉の流れに沿って皮膚の浅い層に少しづつ打つことで毛穴の縮小、皮脂の分泌の抑制、たるみの改善などの効果が得られるメソボトックス方法があります。別名、ボトックスリフトやネフェルティティリフトとも呼ばれています。打ち方や打つ層を変えることにより、ボトックスは筋肉を緩めて良い結果に導くだけではなく、多汗症や毛穴の引き締めにも効果を発揮する美容治療の中では唯一無二の治療です。
【メリット】
筋肉が原因で成り立つしわやたるみの解消は、ボトックスが唯一の適用であり、いくらホームケアでどんなことをしても同じような結果を出せる方法はありません。それくらいボトックス治療は直接的に筋肉の硬直を緩めることができ、しわやたるみにアプローチできます。またその効果は約6か月~と長く、数回続けると半永久的に効果を持続させることが可能です。
【こんな人にオススメ!】
・額の横しわ(眉毛を挙げたときにより深く入る方)
・眉間のしわ(眉をひそめたときにより深く入る方)
・笑ったときの目じり、目の下のしわ
・フェイスラインをすっきりしたい
・首のタテしわやたるみ
・毛穴を縮小したい(レーザーで効果を感じなかった方)
・皮脂の分泌を抑えたい(皮脂が多くニキビのできやすい肌質の方)
ウルトラフォーマーⅢ
【特徴】
高密度焦点式超音波(HIFU)の作用で、たるみの改善に重要な真皮と皮下組織に超音波エネルギーを収束させ、点状に無数の熱作用(熱凝固)を加え、緩んだSMASを引き締める最新のリフトアップ治療機器です。同時に筋膜の上の真皮層にも超音波を当てることでコラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力、小ジワを改善します。1回の治療で2か月~3か月かけて効果が現れ、約6か月持続します。
【メリット】
肌の表面を傷つけることなく、肌内部の目的の場所だけに照射し、加熱することができます。そのため、ダウンタイムはほとんどありません。
また、ウルトラフォーマーⅢの機械により、低出力で浅い層(1.5mm、2.0mm)にスピーディーに照射する「ハイフシャワー」という数あるハイフ機器の中でもウルトラフォーマーにしかできない特別な照射法があります。ハイフシャワーは、安全に引き締めるだけでなく、肌質改善を行うことができます。
【こんな人にオススメ!】
・リフトアップしたい方
・脂肪が覆いかぶさったような深いシワが気になる方
・重力に負けて下がったようなたるみが気になる方
・法令線やゴルゴラインを改善したい方
糸リフト
【特徴】
糸リフトとは、特殊な形状の糸を皮下組織に挿入することで糸自身の張力でリフトアップさせ、お顔のたるみやしわを改善、美しく輪郭を矯正する治療です。更に糸が吸収される過程でコラーゲンが増生し、ハリ・ツヤ効果も期待できます。
当院では「ボブリフト」と「テスリフト」というフローティングタイプの吸収糸を使用しています。フローティングタイプとは、糸をお顔のどこかに固定するのではなく、糸自体にバーブと呼ばれるトゲトゲとした部分がついており、それ自体が組織にひっかかり引き上げる方法です。
それぞれ原材料や構造が異なるため、当然仕上がりも異なります。その方の皮膚の厚みや皮下脂肪の厚み、たるみの程度によって使用する糸をアレンジしています。
【こんな人にオススメ!】
・口周りのたるみ(マリオネットライン等)が気になる方
・頬(外側)がこけている方
・年齢と共に顔が長くなってきたなぁと感じている方
・小顔になりたい方
・注入系や器械系のたるみ治療で改善しなかった方
・肌にハリを出したい方