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筋トレか!? クールスカルプティングか!?やるならどっち!
2018-09-16
2021-08-19
皆様こんにちは
久しぶりにクールスカルプティングのお話です
私は4年前に、「痩身」をコンセプトにし開業しました
それ以来、器械を用いて痩身治療を行っていますが
こういったメスを使わない脂肪吸引とも呼ばれる治療はじわじわと拡大しています
特に、業界的には、今年はクライオ(冷却)が注目されており、脂肪冷却系の器械が色々なメーカーから発売されています
むか~しのブログにも書きましたが器械を用いて、脂肪細胞をやっつける時は「温」か「冷」
温めて脂肪細胞を破壊するか、冷やして破壊するかのどちらかです
実際にちゃんと「破壊」されているのかは器械によってまちまちですが
因みにクールスカルプティングはアポトーシス(自然死)という状態にまで持っていき不可逆的な変化を起こします
(アポトーシスかネクローシスかも議論の分かれるところですが、ここで追及するのはやめときます)
クールスカルプティングはその冷やす系の代表格です
クールスカルプティングはその開発の経緯も長く、エビデンスもしっかりとしており学術的な論文も70以上発表されています
国内でも初めて「脂肪減少装置」として厚生労働省の承認を得ている唯一の器械です
さて、開業以来そんなクールスカルプティングを用いて治療をしてきましたが、常に自分の中で思うところがありました
クールスカルプティングは本当に良く効く器械なので、自信を持ってお勧めしてまいりましたが
ところで・・・
この効果って
「筋トレするのじゃダメなの!?」と
「えッ!?」と思った方
「お前が言うなーーーーっ!」と突っ込んだ方
いらっしゃるかもですが、心の声をそのまま明記
世の中には、「痩せさせる」メソッドは山の様にあります
ボディメイクと視点を変えるともっともっと・・・
ただ単に体重を落としたいなら、食事量(摂取カロリー)をカットするのが一番早いです
有酸素運動も消費カロリーを上げ減量には有効です
そして皮下脂肪を落としたいのであれば、筋肉量を増やす
トレーニングを併用すれば、筋肉のカットを意識したボディメイクも可能です
じゃぁ、クルスカ(クールスカルプティングの略)要らないじゃん!
って思いません!?(笑)
では、なぜ、決して安価ではない、クールスカルプティングの様な治療が必要とされるのか、いえホントに必要なのか
自分の中での漠然とした回答はあったのですが、その考えが客観的に見てどうかをジャッジしたく
専門家に意見を聞きに行って参りました!
伺ったのはR-Body projectの鈴木岳さん
ご存知の方もいらっしゃるかもですが、オリンピックのメダリストやプロのスポーツ選手のトレーナーされているお方
実は私、15年位前に、R-body Projectが開設された当時通っており鈴木さんにお世話になりました
先日、偶然に、都内のレストランでばったりと再会し今回の流れになりました
私の稚拙な質問にも懇切丁寧にご回答くださりました
下の写真はクールスカスカルプティングを5か所行って1セッション終了後の経過です(つまり治療回数は一回ということです)が
これ位の効果はトレーニングだと出せますか?
と伺ったところ
「勿論出せますよ、全然余裕です」と
「・・・」
「そうですよね」
とただですね、食事制限に気を付け、定期的なトレーニングし2~3か月継続してからです(厳密には筋肉を変化させるには3か月以上かかるとのこと)
その生活をキープできる、強いメンタリティーが保てるのなら食事と運動で上記の写真と同等の結果が出るという話です
強い意志をもって、トレーニングや食事制限をストイックに続けられるのであれば、それでよいのかと思います
それが一番コストもかかりません
そういった考えを踏まえた上で敢えて問う
クールスカルプティングを行う意義と言うのは
「食事制限や運動は一切なしで、寝てるだけで同等の結果が得られる」という点です
全て他力本願!笑笑笑
「楽して痩せる」とか「寝てるだけで痩せる」というとなんだかうさん臭い雰囲気であまり強調したくないところなんですが
でもそこなんです!クールスカルプティングの最大のメリットは!
他の痩身系のメソッドの違いはやはりそこです
自分の努力なしで、確実な結果を出せるという点以外にありません、そして自分の努力でもどうにもならない頑固な脂肪にも効いてくるのです
という訳で
私がクールスカルプティングをお勧めするならこんな方↓
・運動はしたくない、あるいはできない(膝や腰が悪い、疲労感が強いなどの問題で)
・食事制限はしたくない、あるいはできない(意志の問題)
・体重は減らしたくない(ex.体重を減らすと顔が老けてしまうなど)
・トレーニングはしているが部分的に落ちない脂肪がある
・運動や食事制限で挫折した人(運動したら余計にお腹が空き食べる量が増えて体重増える→因みに私はこのパターンでした笑)
・停滞期を乗り越えられなかった人
などなどの背景の方にはおススメしても良いのかなと思います
鈴木さんも仰ってましたが
どんなに真面目に言われた通りのメニューを長期間こなしていてもどうしても(脂肪が)落ちにくい部分があるとの事です
二重顎や男性の腰、内ももなど・・・
そういった部分も、クールスカルプティングの力を借りても良いのかと思います
ので、けして怠惰な人が頼る治療という意味合いではありませんので、誤解のないよう
運動や食事のコンロトールを長期的に続ける強いメンタリティーがあるのであれば、それでいいと思います
しかし、運動や食事で結果を出すのは遅々とした地道な努力と忍耐が必要です
その手前で、何か起爆剤となるような目に見える結果が欲しいのであれば
まずはクールスカルプティング行ってもよいかと思います
鈴木さんとのお話の中で出ましたが
モチベーションを保つ最大の理由は「元に戻りたくない」という気持ちらしいです
Rbody projectでは、機能改善を目的にコンディショニングやトレーニングを行っています
腰痛を改善させる目的でセッションを受けた方は、改善後二度とまたあの痛みを味わいたくないという一心でトレーニングが続くようです
痩身も同じかと思います
一度手に入れた体型を、戻したくない!という想いがあれば、それを維持するための努力は辛くないのかもしれません
筋肉を鍛えたり、食事を管理することは、体系を保つ上では絶対不可欠であり
いくらクールスカルプティングで痩せたからといっても、好き放題食べて、運動しないのであれば理想の体型は保てません
だからといって一生クールスカルプティングをやり続けるのも現実的ではないですので
ある程度、一気にサイズダウンしたらそこからは、それをキープするためにトレーニングも併用し
ボディメイキングすると筋肉のカットが美しい綺麗な身体へと更に進化します
そして、トレーニングを日々の習慣にすれば、一生ものの体が手に入ります
まずはクールスカルプティングでいくか、自力でもどうにもならなくなったらクールスカルプティングを受けるか
筋トレと迷っているのであれば、タイミングはこのどちらかだと思います
勿論、同時進行がより良いのは言うまでもありませんが・・・
因みに同時進行だと、トレーニング後筋肉痛が出て休む期間や停滞期にクールスカルプティングのような治療をするのが良いのではと
筋肉を休めるのも必要な期間ですし、停滞期も必ず訪れるものです
しかしそこでただ休んでいるのも何だかもったいない、または停滞期で心が折れ気味だけど何かしら前進したい
という時に、寝てるだけで痩せるクールスカルプティングはオススメかと思います(常にゴールに向かって前進ですッ!)
私自身の経験を添えると、体重を落としても落ちなかった二の腕やお腹周り、腰回りの皮下脂肪
同じところに脂肪がついている体系の母や叔母を見て遺伝だから仕方ないと諦めていましたが
クールスカルプティングを行って一歩踏み込んだ結果を出せました
結果今もサイズダウンは持続しており、現在はもう少し筋肉のカットのラインを出したいとか姿勢を改善したいという目的でちょっとづつですが筋トレを行っています
使い方次第では一生ものの結果になりますよ
クールスカルプティングは母体が変わり、今急速に日本での市場が拡大しています
クールスカルプティングの認知が上がることは、ユーザーとしてはうれしい限りです
その使い道、正しく有意義に使ってください!
お通いの患者様より頂きました
お心遣いありがとうございます
★★★追記★★★
2021年6月21日現在
このブログが沢山の方に読まれている様なので追記します。3年近く前のこのブログを読んでくださりありがとうございます。このブログを書いている時にはまだ想像もしていませんでしたが、現在は筋肉を刺激するデバイスも世に出て更に「メスを使わない痩身治療」は更に発展しています。最新の医療痩身の記事はアメブロのDr.KUMIKO痩身専門ブログにも記載しております。良かったらご覧ください→コチラ
≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC 院長
下島 久美子
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