DOCTOR BLOG ドクターブログ
★☆★お産レポート★☆★
2017-10-19
2017-10-31
皆様こんにちは
すっかりブログの更新が空いてしまいました
そんな間に秋も深まり、連日冷え込みますね
体調は崩されていないでしょうか?
私は新生児と昼夜逆転、引きこもりのさながら籠城生活です
時折見せる、笑顔に疲れも吹っ飛びますが、やはり眠いもんは眠い笑
老体にムチ打って頑張っております
さて、今日は私のお産、分娩の時のレポートをさせて頂きます
以前のブログでもお伝えしましたが、妊娠期間中に妊娠糖尿病になったりと高齢出産ならではのイベントを一通り経験したマタニティライフでしたが
産休に入った頃より、更に妊娠高血圧症を合併し
入院し誘発分娩をする事となりました
と、言葉にするとなんだかたいそうなことが起こったようですが
39週を超えてからは、お腹が大きすぎて苦しく夜も眠れず
「もう出したい~」とばかり思っていましたので
入院が決まった時は正直「やっと出せる」という想いしかありませんでした
そんなこんなで朝早くに産院に行き、分娩台に向かいました
陣痛促進剤を点滴し15分くらいで陣痛がつきはじめ
血圧の事もあったので、医学的適応で無痛分娩となり硬膜外麻酔をかけてもらいました
これが、とっても効いて
さっきまでぐぐぐぐぐーっと押し寄せていた痛みもどっかへいってしまい
分娩台でまさかの爆睡
今までの睡眠不足もあったため、それを解消すべくグーグー寝てしまいました
更に起きてもまだ、子宮口の開大は4~5cm程度でしたので
もう少し待ちましょうという事になり
暇だなあ~と思って
ブログを書いたり笑
(実は前々回のブログ、クラッシイさんに掲載されたブログは、分娩台より投稿しております
この日は、LDRという分娩用のお部屋は満員でして
周囲からは、自然分娩で勇敢に臨むママたちの雄叫びが方々から聞こえてきました
「痛そうだなぁ~」と思い、声が途切れると「あ、生まれたのかなあ」また雄叫び再開と共に「がんばれ~」と応援しつつ
と、「お前も頑張れよ~」と自分に突っ込みながら子宮口の全開大を待ちました
そんなこんなで平和に時を過ごしていましたが、3回目の内診を受けた後より事態は一変
いきなり破水!「バシャッ」と音がしたかと思うと、足元に生温かい水面が広がり大量の羊水が流出
後から聞いたところ、推定2リットルはあったそうです
これを機に、児頭が急降下、骨盤内にスポッとはまったようで急に児の心拍が下がり始めました
バタバタバタと助産師さんやDrが大勢部屋に入ってきて
「酸素10リットル!」
「下島さん、うつぶせで深呼吸して」
「赤ちゃん頑張れ~、心拍ついてくるかな、くるかな」
あの平和な時間が一変し、何が起こったんだか事態を呑み込めないまま
とにかくうつぶせで深呼吸をし始めました
「これで心拍戻らなきゃ、帝王切開で出しましょう」と
何とかそれだけは避けたいと思いながら、チャイルドポーズという四つん這いで何度も深呼吸をし願うように酸素を送り続けました
祈るようなひやひやした時間を過ごしましたが、小さな彼が頑張ってくれて心拍もなんとか持ち直しました
そこからは、あれよあれよと進み
最後は、一つ二ついきんでポンっと
さすが経産婦!とお褒めいただきながら無事に出産することができました
そんなこんなのお産でした
無事に生まれてくれて感謝です
一人王子を謳歌していた息子も晴れてお兄ちゃんになりました
月・木・土曜日 下島
火・金曜日 代診Dr
となります。よろしくお願い致します。