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韓国弾丸出張!優雅な注入法 ✨
2018-04-28
2018-04-30
皆様こんにちは
少し前の話になりますが弾丸で韓国出張に行ってきました
今回は「エランセ」という注入製剤の視察に韓国のクリニックを訪れました
「エランセ」という製剤、ご存知ですか?
日本でも5年位前から出ている製剤で、ヒアルロン酸のような皮膚充填剤として広まり
3年~4年持続する持ちの長い製剤として知られていました
韓国ではブレイクし、他国でもタイやマレーシア、中国などのアジア諸国でも広まったのですが
日本では今一つ広まっていませんでした
その理由は「溶かせないから」かと
万が一、何か注入によるトラブルが生じた時に溶解できないのは、患者さんにとっても施術する医師にとっても不安な部分です
そんな理由や慎重な国民性もあってなかなか広まりませんでした
しかし、この製剤、単に凹みや溝(シワ)を埋める皮膚充填剤としての役割だけではなく違う特性で広まっている様です
「Bio Stimulater」
バイオスティミュレーター!?
なんのこっちゃかと申しますと、体内に入ったのちに自己のコラーゲンの増生を促す作用があるのです
そういった特性を利用した注入法があるとのことで見学に行ってきました
エランセの韓国のKOL、チョイ先生のクリニックを訪問しました
入ってまず目についたのが、日本でお馴染みShihoさんのポスター
ウルセラ(たるみ治療器)のイメージモデルの様で、今韓国で「Shihoさん顔」が大人気みたいですよ
真ん中が今回教えてくださった、チョイ先生
向かって左は、今回ご一緒させて頂いた二子多摩川でご開業されている安田クリニックの安田先生です
チョイ先生はエランセのKOLとしてご活躍
レクチャーの後に実際の手技を見せてもらいました
とってもGentle manなチョイ先生
微に入り細に入り、丁寧に教えてくださいました
韓国で流行りの「まぁるいおでこ」の作り方見せてもらいました
帰国して、翌々日、更にまた別の先生のエランセを使った注入方法を見せて頂きました(貴重な機会をありがとうございます
写真はないのですが、クールスカルプティングのKOLでもあるマレーシアのリム先生です(私のブログにもたびたび出演しております)
先生によって、製剤の使い方や注入方法は様々です
エランセの注入方法は、ユーザー個人の努力で改良に改良を重ね、現在の手法にたどり着いたようです
この手法は、前述した「溶かせない」という問題点もクリアできる方法でした
素晴らしい結果を生む新たな手法、なかなか興味深かったです
ヒアルロン酸とはまた違った切り口の製剤「エランセ」
もう一度見直してみようかなと思いました
とは言えこの方法、ひ、じょーに医師の「技術力」を要すると思います
ヒアルロン酸と同じような注入法だとこの製剤の特性を生かしきれないだけでなく、良い結果ももたらさないと
まずは、今回習得したテクニックを自分なりに噛み砕き、実践してからメニュー化しようかと考えておりますので
しばしお待ちくださいませ
少し余談ですが今回2人のDrの施術を見学して思ったのは、その仕上がりの素晴らしさは言うまでもありませんが
その手技が非常に丁寧でソフトタッチであること
優しく優しく、ゆっくりと、すこーしづつ注入しいきます
Slowly
Soft
Smooth
見学しながらこの3つの言葉が頭の中をぐるぐる回りました
「ゆっくりと、優しく、滑らかに」
お二人の先生ともそんな動きをされていました
注入の際の合併症を防ぐ上でも、「ゆっくり、少量づつ」注入するのは鉄則です
一気に勢いよく注入する手法は非常に危険です
注入する医師を選ぶ際、その結果は勿論ですが、注入する際の「動き」も重要かもしれませんね
以前、沢山の美容の現場を長年見てきたメディアの方が仰っていましたが
「注入が上手な先生は、注入している時の動きに色気があるんですよ
「色気」という表現、言い換えると、優雅で滑らかなソフトな動きの様で
今回の2人のDrの手技を見て、その言葉を思い出しなるほどなぁと思いました
私も、優雅な注入心がけようかと思います~
ではでは、皆様GW楽しんでくださいませ~
クリニックは30日は通常診療しております
お通いの患者様より頂きました
お心遣いありがとうございます