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とにかく鼻!存在感のない鼻ってどんな鼻?
2020-05-09
2020-06-20
皆様こんにちは
今日は「鼻」のお話
唐突ですが、美しい「鼻」ってどんな鼻なんでしょうか?
正解はズバリ❝存在感のない鼻❞です
つまり、パッと誰かの顔を思い浮かべて、鼻がすぐに浮かんだらその鼻は正解ではないのかもです
例えば「少女漫画、主人公、女の子」で検索すると、色んな画像が↓
「鼻」ないじゃん!!って笑
あっても、チョンとかツンとか程度ですね
でも、どれも愛らしいお顔立ちです
つまり正面から見た時に鼻はどこあるかわからない位目立たなくて正解なんです
じゃぁ、横から見たらどうか
鼻は横顔の美しさを左右する重要なパーツでもあります
美しい横顔、Eラインは鼻と唇、顎先で規定されます
先日ご紹介した、古山先生の御著書(解剖から学ぶヒアルロン酸注入療法 メディカルレビュー社)にも横から見た鼻の角度に対しても記載があります
そう言えば、鼻の形も年と共に変化するってご存知でしたか?
加齢とともに鼻骨が萎縮する事で鼻根部が平坦になり鼻筋が目立たなくなる
鼻尖が下がり鷲鼻になる
鼻翼(小鼻)が拡大し、鼻先が広がってきます
イメージは魔女の様な鼻
(映画しらゆき姫より↓)
以前に「先生、年と共に鼻も低くなってきてなんか大きくなってきて・・・全部年のせいにしちゃだめよね!?」と笑いながら仰ってた患者様いらっしゃいましたが
その通り!大正解です!!
そう考えると、鼻の形を整えることはもれなく若返り効果もあるという訳ですね
とは言え、鼻を変えたい!という患者様の年齢は若い層が多い傾向にありますが笑
お伝えしたいのは、気づかずに鼻の形も年をとっているという事です・・・
その辺の考えは唇と同じ変化ですね
グラマラスな唇を手に入れるのは、まずエイジングのサインを消すのはマストです
さて、話を鼻に戻しまして
鼻のご相談の際、患者様とお話していると、鼻の注入は「お顔の印象を変える目的」と「鼻自体の形を整える目的に」分かれます
“鼻をいじる”となるとすぐに=整形というイメージを持ってしまいハードルが上がるようですが
個人的にはそこまで構える必要はないと思っています
額や頬を少し丸くしたり、リップラインや、顎先に少し注入するだけでお顔全体の印象が変わるように
決していじった!!!!までの事はしなくてもお顔の印象をさりげなく変える事はできます
そんな目線で、実際に症例を見ていきましょう
まずは「お顔の印象を変える目的」のために行った症例のご紹介
鼻以外にも色々な箇所に注入していますが、鼻筋が通って目力があがりました
お顔に立体感が出ましたね
次にこちら、うちのスタッフ
鼻以外に顎にも注入していますが、鼻筋を通し、横から見ると分かりやすいのですが鼻尖を下げて少し鼻筋を伸ばしました
鼻先に関しては、軟骨を移植したりプロテーゼの様なインプラントを入れる外科的な手技の方がカチッとしてツンと尖った鼻先を作れますが
ほんのちょっと、ツンとさせたい位のゴールなら注入でもありかと思います
次に「鼻自体の形を整える目的」に行った症例
凸凹としているラインを整えました
こちらも同様
形を整えるリクエストは、ほとんどがこの❝骨・軟骨が飛び出してできる凸凹を目立たなくさせたい❞という方が多いです
この飛び出している骨と軟骨部分は医学的には「ハンプ」と呼んでいます
この部分が飛び出していると、先に述べたように鼻の存在感が増してやぼったい印象です
下の図、どっちがすっきり見えますか?
やはり曲がりくねったラインの方が、やぼったくて存在感が増してしまいます
しかも赤い矢印の様に鼻先に向かって湾曲した鷲鼻の様なラインを形成してしまいます
必ずしも高くする必要はなくて、ただラインを整えるだけでも鼻の印象を変える事が出来ます
その場合は、飛び出している骨・軟骨部分(ハンプ)の真上には注入せず、その上下に少量注入して真っ直ぐなラインを作ります
上の写真の様に飛び出している部分を挟むように上下の白い部分に注入して一本のラインに仕上げます
外科的にはハンプ切除といってこの飛び出している骨・軟骨部分を切除する手術もありますが
そこまでの覚悟はないけどちょっと気になるくらいの方にヒアルロン酸注入はおススメです
とは言え、鼻の注入は施術する我々医師の立場からすると
解剖学的にも重要な血管が多く緊張する部位でもありますが
少しの量でもお顔の印象を操作できるので、ポイントメイクをするノリでほんのちょっとであればおススメです
それでは皆様、明けない夜はない、必ず終わりは来る、そう信じて健やかにそして週末を心穏やかに過ごせますように・・・
Have a peaceful holiday
【施術名】ヒアルロン酸注入
【ダウンタイム】内出血、腫れ
【治療費】ヒアルロン酸ハーフ60,000円(税抜き)~(注入する本数により異なります)