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徹底的にシミを撃退!「フォトフェイシャルM22」か・ら・の「レーザートーニング」
2018-03-03
2018-03-07
皆様こんにちは
3月になり、春めいてきて何だか気分も上がりますよね
重たいコートを脱いでパステルカラーの服を着たくなってきます
春色の軽やかな装いに似合う薄めのメイクには「美肌」が鉄則
そんな訳で今日は美肌の大敵「シミ」「くすみ」の話です
今日の症例は実は以前にフライングで下書きの状態で写真だけUPされてしまっていました
ので、見たことある~という方もいらっしゃるかもですが本日は文章付きですのでご安心ください
表題にもありますがフォトフェイシャルM22からレーザートーニングへ移行し美肌を手に入れた方です
まずは写真をどうぞ
<施術前>
<フォトフェイシャルM225回終了後>
<レーザートーニング9回終了後>
反対側です
<施術前>
<フォトフェイシャルM225回終了後>
<レーザートーニング9回終了後>
フォトフィシャルM22で濃い細かなシミが消え、その後レーザートーニングで仕上げた事で
全体のトーンも上がり、更にモヤっとしたシミも消えました
当院における器械を使用した「シミ」治療は3つあります
光治療の「フォトフェイシャルM22」と
QスイッチNd-YAGレーザーを用いた、「レーザートーニング」と「ポイントのシミ治療」
大きく分けるとこの3つです
まずいらした患者様に対し、どの治療法を選択するかは私たち医師が決めるところ
シミの状態を診察し、そのシミに最も有効な治療法を選択していきます
が、ですね、厄介なことに
お顔に散らばっているシミは残念ながら、一種類だけではなく、複雑に多種類のシミが混在している場合がほとんどです
肝斑だったり、老人性色素斑だったり、そばかすだったり脂漏性角化症だったり
ほとんどの方がこれらが混在しています
治療法はそれによって様々ですので、そういった複合している場合どの治療法を選択するかが悩ましいところで
そこは、医師によって選択は分かれてくるところでもあります
私が、治療法を決める時は、まず
①その方が気にしているシミがどれか
②通院できるペース
③肝斑の存在の程度
これに沿って選択肢を絞っていきます
まず①ですが、先に述べた様に、だいたいの方がお顔にいろんな種類のシミを持っている方ばかりですが
とは言え、本人が気にしていなければ治療する必要はありませんので
当然ですが、まずはご本人が気にしているシミに適した治療法を選択します
肝斑があって、そばかすがあって、さぁどっから攻めるかなんてお顔見ながらこちらが思案していても
意外とご本人は気にしておらず、頬の一カ所にあるシミを指さして、「まずはこの一カ所だけどうにかしたいんです」というパターンも少なくはありません
その場合はQスイッチNd-YAGレーザーを用いたポイントのシミ治療を勧めます
ポイントのシミ治療は通院の必要もないですしまずは1回治療して、その後の経過をみるタイプの治療です
ただ、この治療はダウンタイム大ですので、そこもお話した上で決めていきますけれども
次に一カ所だけではなく「とにかく全体を綺麗にしていきたいんです!」という方は
②→③へと進みます
通院のペースが、1か月に1回が限度という方は「フォトフェイシャルM22」です
2週間~1か月間隔でもOKという方は「フォトフェイシM22」と「レーザートーニング」が選択肢にあがってきます
じゃあ、どっちでいくかというと、ここで肝斑の存在が重要になってきます
肝斑が広範囲にべたっと存在する場合、また頬骨上部にライン上にくっきりとある肝斑をお持ちの方の場合
「レーザートーニング」(以降、文中ではトーニングと呼びます)をお勧めします(内服との併用がgood
肝斑の程度はそんなでもないけど、紫外線の細かなシミがいいっぱという方には
まずは「フォトフェイシャルM22」(以降、文中ではフォトと呼びます)をお勧めします
なぜ、トーニングではなくフォトかと言うと
シミが濃いうちは、フォトの方が、一回ごとにサクサクと変わっていく感じがわかるのです
やるたびに綺麗になっていく方がモチベーションあがりますよね
しかも、初めて来たクリニックには不安もあるかと思いますので、まずは1回でも効果を感じられる何かをしたい
という、安心感も大事かと思います
誤解のないように、決してトーニングがダメなわけでわないんです
トーニングは肝斑も紫外線のシミもいっぺんにやっつけられて、ダウンタイムもない楽な治療ですが
ただ、治療間隔が1~2週間おきに短いのと、ある程度の効果を自覚するまでに回数がかかります
だいたい10回、1クールのうち、後半6回目以降位から薄くなる感じが分かり始めます
初めて通うクリニックで、5回目まで効果が出ないと不安になるかなと(少なくとも私はそういうタイプ
なので、まずは1回ごとに効果を感じたいという方にはフォトから開始するのがオススメです
ただフォトをする上で肝斑の存在は注意しなければいけません
肝斑にフォトはNGとされてきました
NGというのは照射すると悪くなってしまうのです
せっかくシミ治療始めたのに色が濃くなっても元も子もありませんのでそれは避けたい事象
とは言えM22の場合、肝斑に悪さしない波長も搭載されている為、以前よりか照射の幅が広がりました
でも、その程度が軽度方のみしか私はフォトはお勧めしません
少なからず肝斑の要素をお持ちの方は、増悪の可能性をお話した上で注意しながら照射していきます
もし経過中、肝斑の増悪が認められたり、また、フォトで大方のシミが綺麗になってあとは肝斑エリアを一掃したい
という場合は、フォトに続いてトーニングに移行します
また、フォトならではのハリ・ツヤ・毛穴の引き締まりといった「美肌効果」も捨てがたい!
という欲張りな方(失礼ッ!)は、全体をフォト、肝斑エリアだけレーザートーニングといった具合にコンバイン治療ありです
更にですね、今日ご紹介した症例のように、肝斑あるなしに関わらず、フォトからのトーニングはとっても良い結果を生みます
フォトは、前述の通り、シミの色が濃いうちはサクサクと面白いように落ちていきますが
薄くなるとそれ以上、改善が難しくなってきます
ので、薄いもやっとしたシミの様なくすみの様な色をあと一歩無くしたい時も
最後トーニングで仕上げるとベストです
と、ここまであーだの、こーだの長々と書いてしまいましたが
結局ですね、
言いたいのは、
「あの手この手でシミは落とせる」
という事(短ッ笑)
まずはすっぴんになった肌、じっくりと観察させてくださいませ
ではでは皆さま素敵な週末をお過ごしくださいませ
私は明日はフォトフェイシャルM22のワークショップに参加してまいります
学んだこと、皆様に還元してまいりますので~
お通いの患者様よりいただきました
お心遣いありがとうございます