DOCTOR BLOG ドクターブログ
光老化 UVA マリソル
2015-04-11
2017-06-20
皆様こんにちは
今日は朝から、かなりタイトなスケジュールでして
朝一番の患者様を診察した後、雑誌マリソルさんのイベントで登壇させて頂きました
以前にマキアさんのイベントでも登壇させて頂きました時と同様に「紫外線の肌に及ぼす影響」についてお話させて頂きました
診療の合間を抜け出して、会場の滞在時間は25分うち、登壇したのは15分
行き帰りの移動時間の方が長かった
広尾にある会場で、とても華やかな雰囲気でした
聴衆の皆様も、ホントに美女揃い
そんな美容賢者の皆様を相手にお話させて頂きました
今日はその中の一部をご紹介しますね
紫外線の影響で起こる老化を「光老化」と言います
毎回、このお話をさせて頂く度に供覧する写真がコチラ
引用元:
New England Journal of Medicineに掲載された有名な写真ですね
25年間運転手をしていた69歳の男性
孫に、左右の顔が違うと指摘されたそうです
恐らく左ハンドルの車で左側の窓から透過する紫外線に長時間暴露された結果
左側だけ老化が進んだようです
ご覧のように、光老化の左側の肌は、ゴワゴワと皮膚が固く、しわも細いしわが深く刻まれています
右も勿論、加齢による変化は出現しています
眼窩(目の下)のタルミや頬のタルミ、それに伴いほうれい線が深くなり口周りにシワができています
左も同様の加齢による変化もありますが、それに加え皮膚自体がゴワゴワと固いのは光老化の大きな特徴です
私も今までに色々な患者様の治療を行ってきましたが、光老化の進んだ方にしわの治療のヒアルロン酸注入を行っても皮膚が固くて持ち上がらず、なかなかしわが伸びてくれません
1回の治療で完了する場合が複数回かかることもあります
また、日焼けして地肌が黒すぎると、レーザーを照射できない場合もあります
こういった、治療に難渋する例を経験すると
できたものを治すより、できないように努める方が大事だなあとつくづく感じます
今回は化粧品会社さんの日焼け止め製品とのタイアップのお仕事で
窓ガラスを透過して降り注ぐUVAを特に選択的にブロックする商品でした
独自の技術で、紫外線が肌の奥深くまで影響を及ぼしている様子を可視化して見せてくださいました
日焼け止めは世にたーーーーーっくさん出ていますが
SPFだのPAだのにこだわって選ぶだけの時代ではございません
降り注ぐ紫外線の種類に応じたターゲットを絞ったピンポイントなケアが重要です
そうそう、あとインナーケアも同時に行ってくださいね
紫外線による酸化を防ぐための、抗酸化力の高い食品は積極的にとりましょう
植物由来ですと緑黄色野菜に含まれる「ビタミンC」
動物由来ですとカニやサケに含まれる「アスタキサンチン」
日焼け止めを塗って、降り注ぐ紫外線を防ぎつつ、とは言え100%防ぐのは不可能ですから
紫外線による影響を症状として出さないようにするのはインナーケアの努めです
インナーケアーもアウターケアも同時に行うのがマストです
予防第一
そうそう、今回のイベントでもお話した「紫外線の肌に及ぼす影響について」ですが
前回のイベントでもお話しました
その模様が速報で上がってきたようです
下はHPより一部抜粋
良かったらご覧くださいませ~
http://hpplus.jp/maquia/beauty/special/beauty_taste/
告知
GWの診療について:4・29~5/2、5/4~6は診療します(5/3のみお休みします)
下島 久美子