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アラガン社トレーナーズミーティング&「引く美容vs足す美容」

2018-11-02

皆様こんにちは

 

先週末はアラガン社のトレーナー&ファカルティーミーティングがありました

 

カナダのDr.SwiftとインドのDr.Kapoorが来日し自由が丘クリニックで開催されました

 

 

 

 

お二人を囲んで、ファカルティー&トレーナーの先生方と

 

 

カプール先生からは解剖学的なお話を中心に、スウィフト先生からは少量でもインパクトを出す新たな注入ポイントなど教え頂きました

 

また普段はテクニカルシェアが中心のお話ですが、今回はスゥイフト先生のカウンセリング方なども伝授していただき

 

またまた色々とインスパイアされた一日でした

 

日々の診療で皆様に還元して参りますね

 

 

 

さて、表題にあります「引く美容、盛る美容」について

 

なんのこっちゃと思われる方、いらっしゃるかもですが

 

お顔を若々しく美しく保つ上で、ボリュームを足すか引くか

 

このボリュームコントロールするバランス感覚、とっても大事です

 

昨今「Natural Beauty」「Natural Looking」などより自然な仕上がりが好まれますが

 

自然に見える感を左右するのはずばり、このボリューム感だと私は思います

 

 

 

私が日々の診療で、まず患者さんにお会いした時にパッと見るのはお顔のボリューム感

 

「足した方がいいでしょうか?」「引いた方がいいでしょうか?」と患者さんの方から仰ってくる場合はそうありません

 

患者さんは「目元のしわが」「目元のたるみが」「口周りのしわが」「ほうれい線が深くなってきて」と局所の改善を求めて受診する方がほとんど

 

それは当然のこと

 

自分のお顔のバランスを客観的に見るのはなかなか難しいことですから、そこをジャッジするのは私達の仕事です

 

ですので、私はカウンセリング中、そんな患者さんの細かな訴えを聞きつつも「さて足すか、引くかどっちでいくかな~」と考えながら喋ったり、笑ったり動く患者さんのお顔を凝視しています

 

ボリューム感は静止時だけで判断してはいけません

 

頬などは、静止時に足りないと感じても笑うともりっと丸く突出しますので表情時も見た上でボリューム加減は判断しないといけません

 

 

最終的に患者さんが改善したいゴールに向けてどの治療法で行くかを決めるのが私たちの診断能力に委ねられるところです

 

例えば、ほうれい線を改善したいといっても全員にヒアルロン酸注射が適応となるわけではありません

 

ほうれい線に重くのしかかる重たい頬を持ち上げる治療を優先すべきか

 

ほうれい線の原因となる頬のたるみが内側のボリュームロスで起こっているか

 

原因はさまざまですので

 

前者を改善させるには「引く治療」を後者を改善させるには「足す治療」を行います

 

ここで言う「引く治療」とはお顔のボリュームを抑える治療ですので治療名で言うと、ウルトラフォーマIIIの様なHIFUであったりBNLS注射の様な脂肪溶解注射であったりします

 

足す治療は、ヒアルロン酸注射です

 

ただヒアルロン酸注射は、昨今考え方が変わり、ただ単にボリューマイジング(皮膚充填)するだけの目的ではありません

 

最近では、ヒアルロン酸をあるポイントに注射する事で顔を細くスリムに見せたりとお顔の幅を調整する事も可能になってきました

 

ですのでヒアルロン酸注射は使い方次第で足す治療、引く治療どちらでも可能です

 

私は常々症例写真作りに力を入れてきましたが、開業以来のモデルさんで今日の話にぴったりな面白い経過をとった方がいたのでご紹介します

 

 

①4年前:初めてヒアルロン酸治療をする前の写真

②ヒアルロン酸治療直後の写真

③②から4年後(4年の間に2回程ヒアルロン酸注射を行っています)

④UFIII治療後4か月

 

同じ方にヒアルロン酸注射を行った場合、UFIIIを行った場合の経過写真です

 

 

②と④は治療後の写真ですので、青で囲んでいるこの2枚の状態を彼女のベストとすると

 

緑の→(③から④)はUFIIIでのボリュームを抑える治療

 

 

赤の→(①から②)はヒアルロン酸でのボリュームを増やす治療

です

 

ベストを保つために、それぞれ別の治療で臨んだ結果です

 

つまり、生きてる限り、常に顔は変化します

 

太ったり痩せたり、2キロの体重の違いでたるみ具合は変わってきます

 

実際のこの症例の方も、4年後に体重が以前より10キロ近く増え全体にもたっとしてきたので、またヒアルロン酸をしたいと仰っていました

 

確かに以前に良い効果が出たので、ヒアルロン酸=綺麗になるという発想が彼女の中にあったかもしれませんが

 

4年後の③の状態にヒアルロン酸を行っても、余計に重たい印象になってしまいます

 

この場合、UFIIIを使った引き算の治療が奏功してきます

 

 

今自分の顔「足すべきか、引くべきか」常に客観的に見て治療法を決めていきましょう

 

同じ治療の繰り返しだけでは、美しい仕上がりにはなりません

 

自分がどっちの状態にあるか、カウンセリングでよく話し合いましょね~

 

 

お通いの患者様より頂きました

 

 

 

お心遣いりありがとうございます

 

 

皆様素敵な連休をお過ごしください

 

この連休、長男のお友達4人のお泊り会を我が家で行う予定です

 

しっちゃかめっちゃかな予感満載です笑

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

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