私流!?「フォトフェイシャルM22」
2015-10-29
2017-06-26
皆様こんにちは
今日はフォトフェイシャルM22とクルスカで朝から賑わっています
デュアルスカルプティング2セットが終わったかと思いきや、飛び込みで背中のクルスカをやりたい!と
お馴染みの海外からの患者様がご来院・・・しかもフライトまでの時間残すは3時間
羽田までの移動も考慮して、巻きで(笑)装着しました!
そんな訳で9階でクルスカを装着しては8階でM22を照射するという
メゾネットを悔やむ階段の上り下りが辛い今日この頃です・・・
さて、表題にもありますがクリニックBのフォトフェイシャルM22は私が打ちます
![](/data/wp-content/uploads/doctor/blog_import_590db9ea7104e.jpg)
私流と言いますと少し大げさかもしれませんが
私は性格的に自分でやらなければ気が済まないところと、仕事に関しては!?(笑)極度の心配性でして
フォトは自分で打つようになりました
最初にM22が入った頃は、看護婦さんに出力の設定を指示して打っていましたが
「どんな感じ?」
「反応した?」
「赤みどれくらい?」
「5分くらいしたら見せて」
とか、結局は部屋に出たり入ったり笑
指示してそれ通りに打ってもらっても気になって仕方がないので
それならいっそ自分で打った方が早いじゃないかというとこに行きつきまして
自分で打つようになりました
勿論、M22は波長がいくつもあり細かく設定できるのでスペックが高く
使い手によって色んな可能性のある器械です
そこも、いちいち言葉で伝えるより自分でやっちゃった方が早いしと思って私なりにこだわってやっております
故に、看護婦さんだからダメ、医者だからイイと言うつもりは全くございません
料金設定が他院様より少し高めなのは、医師の枠をしっかりと抑えて行いますので
そこはご容赦下さいませ
レーザートーニングも同様でございます
デリケートな肝斑を薄くするレーザートーニング
漫然と出力をあげながら照射していくとあるタイミングでウワッと悪くなる(肝斑が濃くなる)事があります
場合によっては色素脱失(色が白く抜ける)を起こすこともあります
肝斑をある程度薄くでき、肌のきめも整うので私も好きでよく行っている治療ですが
寝た子を起こさないように大事に大事に扱っていかなきゃいけない
気を遣う治療だと私は思っています
のでトーニングも自分で行うようにしました
で、話をM22に戻しましょう
![](/data/wp-content/uploads/doctor/blog_import_590db9eadde2e.jpg)
最近M22を扱う先生方と話す機会が多く
聞いてみると、打ち方は三者三様、皆様全く違うようですね
厳密にはIPLはmsec単位で照射する器械でありnsec単位で照射するQスイッチ付きレーザーが可能とするメラニンを破壊させるような力はありません
つまり、なんのこっちゃかと言いますと
全体的な肌色を整えるが得意で、部分的な病変(シミ)を完全に消すのはレーザーの方が勝っている
という理論です
が、
メラニンを破壊するまでもなくてもメラニンに反応させることはできます
つまり完全にシミを消せなくても、シミを薄くすることはできます!
異なったパラメーターで積極的な設定で照射することで部分的病変もある程度やっつける事はできます
それでも残った場合はレーザーの力を借りることもありますが
じゃぁ、最初からレーザーでやればいいじゃんと思ったそこのあなた
「正解!」
ただですね、そばかすや細かく散在するシミをレーザーで一個一個やっつけていくと
顔中かさぶただらけで大変なことになります
レーザー後のかさぶたとフォトフェイシャル後のかさぶたは少し違っています
フォトフェイシャルで反応して生じるカサブタは「マイクロクラスト」といって
Qスイッチレーザー後の濃い~べたっとしたかさぶたというより
メイクもできますし、ファンデーション塗れば焦げかすがくっついている位のものです
こんな感じ
![](/data/wp-content/uploads/doctor/blog_import_590db9eba7001.png)
ちなみにこれはスッピンです
これ位は私的にはありかなと思っておりますが
わずかなカサブタも嫌!という方、いらっしゃいます
そう言った方には、かさぶたを作る一歩手前の出力で、少し色調を濃く変化させるくらいの出力に留めて繰り返し行って徐々に肌色を改善していく
というやり方もあります
ただ自分も受けていて思いますし、患者様の心理として照射後少し色調が濃くなって数日数週間で薄くなるより
細かい焦げかすになってポロポロ落ちる方が劇的な変化に感じられる方が多いようです
その辺は、患者様の好みもありますのでカウンセリングの際に決めていきましょうね
ただ、クリニックBにいらっしゃる患者様は、「多少は反応させてください」と言われる方が多い印象です
当然、照射する側の知識としてはある程度強めの出力で行った場合その後に一過性に生じるかもしれない
「炎症後の色素沈着」は常に想定しながら行わなければいけません
が、炎症後の色素沈着、あくまでも一過性です
炎症後の色素沈着は照射後1か月位してから出現して
数か月単位ではありますが自然経過で消えていき照射前の色調より薄くなっていきます
ので、じゃぁ、いーじゃないですか
って、私は思いますが
この辺りは医師個人の考え方によるかもしれませんね
M22はスペックの高い優秀な器械です
自分と考えの合う納得のいく医師の説明の元受けましょうね
現代の美容医療ではシミはあの手この手で消すことはできます
ただただ漫然と同じ治療を繰り返すのではなくあの手この手で挑みましょう