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【Dr. Mayuko blog】ヒアルロン酸1㏄で変われるの?
2025-01-30
こんにちは、橋本です。
1月も気付けば終わりに向かい、2025年もあっという間に過ぎ去るであろうことが早くも確定した1ヶ月。
皆さんはどんなスタートを切ったでしょうか?
年末年始は家族とゆっくり過ごし、そんな時間に後ろ髪引かれながらも、
連獅子の様な勢いで髪の毛をぶん回しながら現実に戻ってまいりました。
(↑ウォーリーを探せ状態ですが、どこかに私がいます)
クミクリでは、今年も患者様により良い治療を提供すべくドクター同士で情報共有をすることはもちろん、
患者様が不安なく治療を受けられ効果を実感できるようにするにはどうしたら良いのかと、3人で年明け早々頭を抱えながら意見を述べ合っております。
一見キラキラした世界かの様に思われがちですが、何事も適当には片付けられない泥臭いクミクリドクター陣。
それもまたクミクリの良きところとして見守っていただけますと幸いです。
そしてクリニック以外では、アラガントレーナーとして早速今年もみっちりと予定が埋まっております。
人に教えるためには、十二分の理解と、整理し洗練された知識が必要になります。
常に学びの得られる環境に身を置かせていただけることに感謝しながら、今年も一つ一つ確実に消化していきたいと思います。
さてさて、遅れに遅れた新年のご挨拶はここまでにして、本題に移りたいと思います。
今回はヒアルロン酸1ccで果たしてどう変われるのかというお話です。
ヒアルロン酸治療をやってみたいけど、「どれぐらいヒアルロン酸が必要なのかわからない」とか「たくさんは入れたくない」、「予算的にたくさん入れるのは厳しいなぁ」という声をよく耳にします。
今回はヒアルロン酸1cc(1本)でどんな治療ができるかを症例をご紹介しながらお話ししていきます。
まずは、
<30代でほうれい線にお悩みの患者様>
たるみはないのですが、骨格的にほうれい線が目立つタイプです。
骨格的にとはどういうことでしょうか?
アジア人の骨格の特徴は
1. 頬骨が張って横幅が広い
2. 凹凸が少ない
3. 口唇が突出している
4. 顎が小さく後退している
この特徴からこの患者様のほうれい線の原因を考えると、頬のボリュームがなく、口周りが突出しているので鼻翼が凹みほうれい線ができています。
年齢と共に骨が痩せていき、脂肪も萎縮して下垂するとさらにほうれい線が目立つようになりますが、まだお若いのでエイジングによる変化はそこまで目立っていません。
このパターンはほうれい線だけの注入でも不自然にならずに少量でも綺麗に仕上がります。
今回はヒアルロン酸1ccで仕上げました。
①骨の凹みを補うように鼻翼基部の深いところに注入
②溝を埋めるようにやや浅い所に注入
結果はこちら
ほうれい線全体が浅くなりやや疲れた印象だったお顔が、若々しく元気な印象になりました。
こちらの症例は顎の筋肉(オトガイ筋)も強く、梅干しじわがある方だったので顎のボトックスも行いました。
顎にあった筋肉による凹みも綺麗になっています。
ほうれい線が気になり来院される方はとても多く、お悩みNo1と言ってもいいと思います。
この方のようにほうれい線自体を埋めることで綺麗に仕上がるパターンもありますが、
気をつけないといけないのは、たるみによってできた深いほうれい線!
このほうれい線を、ほうれい線を埋めることだけで改善しようとすると、そこにたくさん注入していかないといけないので口周りがモコモコしてきてお猿さんのような顔になってしまいます🙈
たるみがある方の場合は、まずはたるみを引き上げる治療が必要になります。
お顔の状態にもよりますが、ヒアルロン酸やハイフ、RF、糸リフトなどでの治療となります。
お顔を診察して適応はみていますので、ほうれい線をなんとかしたい!という方はご相談ださい。
ではお次は
<20代で顎の小ささが気になる患者様>
先ほどもお話ししたように、アジア人は骨格的に顎が小さく後退しています。
こちらの患者様もとっても小顔で可愛らしい印象ですが、顎が小さくフェイスラインがぼやけていているため丸顔に見え、幼さが残っていました。
そして、顎が小さいので意識して口を閉じないと口が半開きの状態になるため、常に顎に力を入れて口を閉じています。
その結果、オトガイ筋の収縮が強くなり常に梅干しジワができていました。
こちらの患者様もヒアルロン酸1cc +顎ボトックスで仕上げました。
注入部位はこちら
顎が小さいからといって顎先だけに入れると、真顔の時は良くても笑った時に顎がしゃくれてしまったり、不自然に顎先だけつけたような顔になってしまいます。
そうならないようにするために、お顔の表情を見ながら、どこにどう注入したら自然で美しい顔になるのかを考えて注入しています。
結果はこちら
正面から見た時に梅干しジワが取れ顎が滑らかになり少し長さも出て上・中・下顔面のバランスが良くなりました。
斜めから見た時も顎を少し出したことでEラインが整い、顎先からフェイスラインをつなげるように注入しているので、キレイなフェイスラインになっています。
注入前は顎とフェイスラインに丸みが残りかわいらしい印象でしたが、輪郭を少しシャープにするだけで、洗練されて美人度がアップしました。
ほんの少しの変化ですが、下顔面を整えると、お顔の印象がグッと変わります。
この患者様はヒアルロン酸の注入前に顎のボトックスを打っています。
というのも、顎が小さい方はオトガイ筋の収縮が強く皮膚が骨に向かってグイッと引っ張られている状態なので、
そのスペースがタイトな部位にヒアルロン酸を入れてもなかなか形がキレイに出ません。
先ほどの症例もそうですが、日本人は顎が小さい方が多いので、オトガイ筋の収縮が強い方がとても多いのです。
真顔でも梅干しジワがある方の場合は、ヒアルロン酸より先に顎のボトックスを打って少し皮膚を緩めたほうが良いケースが多いですが、その適応はお顔を見て決めています。
この患者様のようにたるみがない場合は、下顔面の治療だけでもキレイに仕上がりますが、たるみがある方の場合は1例目の症例と同じように、たるみも治療も併せたほうがヒアルロン酸を必要以上に使わなくて良いため仕上がりが自然で美しくなります。
その他に、フェイスラインや顎下に脂肪が多い方の場合は、まずは脂肪を取って軽くしてからヒアルロン酸で形を作るとこの場合もまたヒアルロン酸量を抑えながらも美しく仕上がります。
当院では脂肪を取る治療として脂肪冷却の機械を使用しています。
お顔ならクラツーα、顎下ならクールスカルプティングで脂肪細胞を破壊して体外に排出し、細胞ごと減らしていきます。
この治療のいいところは、時間が経っても極端に太らない限りは元に戻ることはない!というところです。
この治療については書き始めると止まらなくなるので、また別の機会にお話しします。
今回はヒアルロン酸1㏄でどんな治療ができるかをお話ししましたが、1㏄で出来ることもたくさんありますが、お顔や目指すゴールよっては1㏄では難しいこともあります。
カウンセリングの際にはヒアルロン酸何本でこのぐらいの変化が出ますよと説明をしてからお見積もりをお渡しし、最終的には患者様に本数を決めていただいています。
どのぐらいヒアルロン酸が必要かわからない、予算が限られているなど、カウンセリングの際にお気軽にご相談ください
≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC
医師 橋本繭子
>プロフィール
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