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【Dr.Ruriko blog】これが私の流儀です(ボトックス編)
2020-09-10
流儀といっても「倍返し」ではありません
「恩返し」でもございません
前作に引き続き、ドラマ「半沢直樹」にハマりすぎています。(ご覧でない方、スル―してください)
シーズン①が話題となっていた6-7年前(確か息子妊娠中で産休に入ったころでした。時間がありすぎて毎日あれこれ好きなことをして過ごした日々、、、懐かしい)
夫に「半沢直樹って面白いらしいからDVD借りてきたよ」と、一緒に見ようといわれたにも関わらず、「私ドラマでは恋愛もの意外にハマったことがいまだかつてないもので」 と丁重にお断りしました。
第1話から見だした彼を横目に最初は別のことをしていましたが、なにやら引き込まれる、、、
3話まで見終えさすがに次の日もあるからと その日は就寝
翌日夫が当直の夜に、彼を出し抜いてほぼ徹夜で一気に最終回まで見終えるという(もう一度言いますが、産休中で時間がとてつもなくあったんです)、、、
我ながらひどすぎる 笑
今も語り継がれる我が家の忘れられないエピソードの一つです
さてさて、タイトルに引っ張られ、余談すぎる話からはじめてしまいましたが
今回はボトックスを打つときに私が注意しているポイントについて書きたいと思います
(最近施術中の写真のストックがたくさん増えて嬉しい)
早速ですが、まずボトックスの筋肉に対する効果の出方には「個人差」があります。
同じ量を打っても効果が良い感じに出る人と、効きすぎてしまう人と、物足りない人と。当然人により筋肉の収縮の強さも違いますし
もちろん経験的に打つべきポイントの深さや量、また注意すべき箇所などおおよそは見当がつくものですが
効きすぎたときの固まった感じ(もしくは思わぬ表情になってしまった場合←この場合は追加で別のポイントに注入すれば改善するケースもあります)、時間が経てば必ずもとに戻りますが、とは言え数カ月その状態を我慢して過ごすというのはこのうえなくつらいことですし、何より申し訳ない。。。
なので、特に私が注入させていただく初回の方には、なるべく控えめに控えめに。がマストです。
ボトックスの効果を評価するのは注入から2週前後ですが、その頃に少し余力があるくらい(頑張って表情を作ればシワがよる)を目指して注入し、2週後の診察時にその時点でのご本人の希望を伺いながら、必要があれば追加するといった方針です。
(その場合当院では追加のボトックスの料金は発生せず、手技料のみです)
二度ご来院いただく前提は時間もお手間も頂戴し幾分申し訳ないですが、1度でドカンと打って3-4カ月苦しむよりは絶対に2度に分けて適量を見定めていく方がいいです。
もちろん2ターム目以降は、またご本人と状況をすり合わせながら、初回注入(追加分もあわせた)量を加味して、量を決定します。
患者様とお話ししていると、
「ボトックスは以前他院で経験したことがあり、その時にとても辛い思いをしたのでもう二度とやりたくないんです。」と
はっきりとおっしゃる方が、意外にも少なくありません。
もちろんその気持ちを覆すことだけが正解とは思いませんが、施術者としては非常にもったいなく感じますし、残念な気持ちになります。
同じようにボトックスで悲しい思いをする方、またそういった経験からボトックス注入という素敵な選択肢を失う方をこれ以上生まないために、日々最新の知見にアンテナを張り、お一人お一人の施術に拘り、そして自分が注入した方の術後経過はしっかりとフォローしていきたいと思っています。