クールスカルプティングの効果と副作用【2022.3追記】
2022-03-19
2022-03-25
皆様こんにちは
今回はアメブロの過去記事のリブログです
というのも、この記事は数年前の夏前に書いたものですが常にアクセス数首位キープで皆様の関心が高いようです
効果も気になるし、副作用も気になるし・・・クールスカルプティングを受けたいと思う方の心理としては当然ですよね!
という訳で院内のブログでも改めてご紹介します
一部追記・変更している箇所もありますので過去にお読みいただいた方もお時間あれが再読ください
↓↓↓↓↓↓以下アメブロ痩身ブログより引用↓↓↓↓↓
痩身繁忙期になってきたせいなのか、こちらの痩身ブログのアクセス数が全体に増えています
以前は「GLP-1の効果」についてのブログがずーっと首位キープだったんですが
最近読まれている記事が変わってきまして、今アクセスが集中している記事のほとんどがクールスカルプティング
中でも一番に読まれているのが「ボディコントゥアリング治療 クールスカルプティングの失敗&副作用」です
今から(2022年3月現在)ですと2~3年前に書いた記事になります
やはり皆様知りたいのは、その効果よりも「失敗」や「副作用」という内容なんですね
当然ですよね
効果を謳っている内容や広告はこれでもかという位出てきますので
その発想は当然かと思います
ので今日はそんな内容の続編を更に、2022.3月時点で追記しました
クールスカルプティングの副作用、あるいは合併症と呼ばれる類に
「逆説的過形成」と言うのがあります
何かと言うと、治療部位のサイズが小さくなるどころか大きくなるんです
え!?痩せるために行うのに太るってこと!?
って思いますよね
でもこの病態の原因は完全には分かっていないのですが、経験した先生から聞くと
「その部分の脂肪が柔らかく肥大した」
とか
「その部分の組織が瘢痕化している」
とか
色々と意見はあります
後者の「瘢痕」とは組織が線維化して固くなることで、強く炎症が起こった結果に起きる組織変化であり
クールスカルプティングに限らず、HIFUやRF後、他のレーザー後にも強い反応としてみられる組織変化です
逆説的過形成の病態が「瘢痕」か「脂肪の肥大」かは判然としないところもあります
とは言え、この逆説的過形成というのは、かなり少ない頻度でして(0.00数パーセント←すいません、正確な数字を忘れてしまいました)
私も、今現在で6000カ所以上(2022.3月現在)治療してますが一例も経験していません
ヒスパニック系の男性に多いとか、現在のアドバンテージシリーズのアプリケーターの前のレガシーと呼ばれるシリーズのアプリケーターでの報告があったなどあります
ですので、頻度はかなり少ないですし、対処法もありますのでそれを恐れて治療を行わないとまでの選択はしなくてよいかと思うのですが
コロナ前に参加したバルセロナのエキスパートフォーラムでは各国のDrとそれに対しディスカッションがありました
ドイツのDrが脂肪吸引後数か月後に同部位にクールスカルプティングを行い逆説的過形成をきたした症例を報告してくださってました
そこにいた全員で症例検討を行いましたが、やはり脂肪吸引のように強い炎症が加わった後の同部位の治療は1年は間隔を空けて行いましょうとのことでした
これは、私が参加して学んだ見解ですのでクールスカルプティングの添付文書やガイドライン?的なものに記載されている内容ではないのですが
このブログを読んでくださっている方には知っていただきたいなと共有いたします
実際に普段診療をしていますと、脂肪吸引後にぼこぼこ凹凸になった凸の部分にクールスカルプティングを行い形を整えてほしいとか
脂肪吸引で残ったここのこの部分だけをもうひと息サイズダウンしたいとか
いう声はあります
はやる気持ちは分かるのですが、当院では、脂肪吸引後の同部位の治療は一年間は空けて治療するよう促していますし
他のクライオ系(脂肪冷却系)の治療をして同じ部位をクールスカルプティングで行いたいという方も2か月以上空けて行うようにしています
治療を受ける際に、過去の治療歴を全て話してくださる方とそうでない方といらっしゃいます
安全で有効な治療ができるためにも、全てお話しいただきたい!と思います
それが何よりも患者様自身のためですので!
今日はちょっと、気難しい内容だったかもですが
どの施設でもクールスカルプティングが正しく理解された上で安全に行われますように
そして何よりも患者様にとって良い治療になりますように!!!
色んな願いを込めて
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≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC 院長
下島 久美子
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