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どんな糸入れるんですか?よくある質問まとめましたその①
2021-02-19
皆さまこんにちは
まずはちょっと前の出来事になりますが
先日(2月12日)モデル・女優の浅見れいなさんとインスタライブとしました
化粧品ブラントのクラランスさんの企画で開催されました
スキンケアにまつわる色んなお悩みにお答えする形であっという間に時間が過ぎ、楽しかったです
最後にクラランスのスタッフの皆さんと浅見さんとパチリ
クラランスは学生の頃背伸びして買ったブランドで、当時出会ったのがレッグケアアイテムのリフトマンスールでした
オシャレなボトルが素敵で空になっても飾っていました
そんな憧れのブランドさんとお仕事ができて感慨深かったです
動画をお見逃した方は、浅見れいなさんとクラランスさんのアカウントから配信されていますので良かったご覧ください
さてさてさて、表題のお話、糸リフトをメニュー化して皆さんの反応がどんなかなぁと気になっていましたが
と言うのが、糸リフトのページは自分の体験談を元に熱くなって作りましたが、出来上がったページもしかして自己満足!?ってなってないか心配してましたので
皆様読んで興味を持ってくださっている様子にホッとしております
そして糸リフトのカウンセリングの際によくされる質問をブログで紹介していきます
今日はまずその第一弾
どんな糸を使入れるんですか?これ良く聞かれる質問です
当院は2種類の糸を採用しました
ボブリフト
と
テスリフト
です
どちらもフローティングタイプの吸収糸です
イラストだとイメージしにくいかもですが、太さはピアノ線位でしょうか
とここで、フローティングって何?という方のために
糸は、色々な分別の方法がありますがその入れ方によって大きく2種類にわかれフローティングタイプとアンカリングタイプに分かれます
アンカリングタイプと言うのはその名の通りアンカーを作り糸を顔面のどこか(だいたいこめかみ)に固定する方法です
この方法のメリットは糸がズレにくい、吊り上げ効果が高いという点ですが、、、、欠点は痛い
フローティングタイプは固定はしませんが、それ自体にバーブと呼ばれるトゲトゲした部分がついているのでそれ自体が組織にひっかり引き上げます
因みにトゲトゲのない短い糸ががショッピングスレッドと呼ばれるものです(ややこしいのでこれ以上は掘り下げないでおきます)
という訳で当院で使用している2種類は、フローティングタイプの溶ける糸です
歴史を遡ると溶けない糸が最初に出ましたが、長期的効果が残存するのがメリットの様でデメリットでもあります
安全性、糸が溶ける過程でのコラーゲン増生効果を考えると絶対に溶ける糸が良いです
さ~ら~にですね
その原材料によっても糸は分類されます
当院で使用しているものですと、ボブリフトはPCL(ポリカプロラクトン)テスリフトはPDO(ポリジオキサノン)が原料です
これにより持ち(糸が吸収されるまでの時間)も決まってきます
あとはバーブ(トゲトゲ)の構造や、糸の織り方などで得意不得意が決まって来るので
これ以上は、Drのこだわりも入って来るところかもしれません
例えるならヒアルロン酸製剤を部位によって変えるのに似ているかもしれません
私も、この一年自分の顔に糸を入れてきて、その入れる方向や入れる本数、糸の種類も試してその効果、ダウンタイム、着地する形を自分の顔やスタッフの顔で経験し最終的にこの2本でイメージが湧いてきたというところです
テスリフトはボブリフトに比べリフト効果は落ちますが脂肪萎縮効果があります、また両者とも糸が吸収される過程でコラーゲン増生効果があります
口周りや脂肪の重さが気になるところにはテスリフトを使用し、縦方向へのリフトはボブリフトを使用し・・・といった具合にデザインによって糸をコンバインしていこうかと思います
今日はまず当院で扱う糸の種類についてのお話でした
引き続き何回かにわけて、ダウンタイム、効果の出るタイプ出ないタイプなどのお話していきますね
お通いの患者様より頂きました
お心遣い頂きありがとうございます