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11月26日インスタライブやります!スキンケアについての色々❤
2020-11-22
2020-11-24
皆様こんにちは
インスタでは以前に投稿しましたが、来週木曜日11月26日にモデルの高橋ユウさんとインスタライブを行います
My skinstoriesという毎年行っているラロッシュポゼさんの企画で、11月12日(いい皮ふの日)から5週に渡ってお送りする企画で
私はその第3弾
モデル・女優の高橋ユウさんと「出産前後の敏感肌」についてお話していきます
配信はラロッシュポゼさんの公式インスタグラムと高橋ユウさんのインスタグラムのアカウントから予定していますので良かったらご覧ください
この企画に際して、少しスキンケアについて最近の知見を掘り下げてみました
タイムリーに今月号の美容皮膚科学会誌にスキンケアについてのこんな文献が出ていまして
大変興味深い内容でした
一般的な認識として化粧水やクリームなどの保湿剤は塗布量が多いほど保湿効果が高いという認識かと思うのですが
実はこれが違ったんですね
「多くても」「少なくても」NG
添付文書通りの基準量がベストとのことでした
少なすぎてもダメなのは分かりますが、多すぎてもダメというのは意外でした
水分量がきわめて多い❝過保湿❞の状態は、角層のバリア機能を破綻させてしまうようです
「たっぷり塗ってください!」と安易に言えないですね
更に、塗布量よりも
塗布後に角層が濡れたあとゆっくりと乾くスキンケアプロセスが重要で、ゆっくり乾くことで角層の構成成分の再構築状態が良く
結果的にバリア機能や光学透過性に優れた角層が構築されるとの事でした
つまり塗布して蒸発するまでの時間が長ければ長いほど、角層は良い状態に保たれるという事です
化粧水だけで終わらせるのではなく、それが蒸発しないように乳液やクリームで蓋をするのは改めてマストと裏付ける理論ですね
美肌の根本は「健康な角層」です
ホームケアでできる事は、この角層のケアです
真皮深層以下の深い部分への直接的なアプローチは自宅でのケアではなかなか難しいですが
角層に合わせて、真皮以下もリモデリングされるというのもまた組織学的な反応としてありますので
普段から角層のケアは深い部分にも影響してきますのでコツコツと丁寧に行ってください
今回はそんなお話も交えてお伝え出来たらなぁと思っています
とは言え、何せライブなんでどんな展開になるかは誰にもわかりませんが・・・
是非ご参加ください~
さてさて、話は変わりまして、先日診療終わりにるり子先生とヒアルロン酸注入のブラッシュアップしました
今回はこめかみや頬のコケの調整の症例
解剖学的な注入ポイントやデザインを確認しつつ、実際の注入へ
こういった時間は、テクニックの確認も勿論ですが、お互いに仕上がりのゴールをどこにおくかを確認する良い機会でもあります
(マスクから鼻が出ているのはお見逃しくださいませ
私は自分が元々丸顔なせいか、顔をふっくらさせる方向への注入は慎重に行う方かもしれません
また自分の顔にヒアルロン酸注入を行うとよく浮腫むので、余計に控えめに仕上げるようにしています
今回行ったこめかみは、年齢と共に側頭骨、側頭筋が痩せて凹んでくる場所なのでしっかりと注入しなければいけない場所ではありますが
それでもまずは必要最小限の量で仕上げ、2週間後にもっと!と思う場合は追加注入
そんな感じで考えています
頬のコケも同様です
コケ感は疲れて見えるので、解消すべきですし口周りのリフトにも繋がるので重要なポイントですが
やはり、まずは最低量をというのは同じくです
コケ感の調整は、一気に丸く仕上げると自分の目も慣れず顔が大きくなったようなパンパンな顔に抵抗を感じます
しかも注入したヒアルロン酸は、注入後肌内の水分を吸水し自然に膨らみますのでその分も計算して当日は控えめにです
仕上がり具合は、やり手によって変わります
先の通り、私は丸顔だからシャープな顔立ちに憧れてるのもあるかもですが笑
よく患者さんが、医師を選ぶ際に「その先生の顔を見て決める」と仰いますが
お互いの感性をすり合わせるには一番の指標になるかと思います
注入治療は100人100通りの結果、やり手が変われば絶対に同じ結果にはなりませんが
るり子先生も私も注入治療を行いますので、2人の感性が違う方向性へと行かない様に時々こういった擦り合わせ行っています
ではでは、引き続き、素敵な連休をお過ごしください
お通いの患者様より頂きました
お心遣い頂きありがとうございます