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ママさん美容どこまでできる?
2024-08-30
こんにちは😊
クミクリHPに『産後ママでも安心してできるメニュー』のページがあるのをご存じですか?
クミクリは小さなお子様連れ大歓迎です!
私もママですし、長男を産んだ後、妊娠中に増えたシミを綺麗にしたいけど、生後56日未満で預かってくれるとこはなく、ましてやシッターさん頼む勇気もない、そこにお金かけてまで美容のクリニック行けない…と悶々としていました。
だから、自分が開業した時は、そんなママを両手で受け止めたい、ベビーカーで気兼ねなくウォークインしてー!とトイレにはオムツ替えの台やオムツ専用の消臭のゴミ箱もあります😊
今も絶賛同じ気持ちですので遠慮なくいらしてくださいね。
『あー、泣いてる〜』『寝てる隙に終わらせちゃいましょー』なんて光景はクミクリの日常です🤱
妊娠・授乳中の治療は当然ながら制限があります。
薬剤の胎盤以降性や母乳移行性は厳密に検証されてるものばかりではありません。
医師として言うなら、「心配事が先に立って、何かあったらどうしようと言う気持ちがついて回るならやらない方がいいのでは」と伝えます。
ここは、妊婦さんまたはママさんの考え方やキャラクターに大きく委ねられるところですのでね
ここでは添付文書レベルの話をしてもつまらないので、実際にあった妊婦・産後ママのエピソードいくつかご紹介します
【エピソード1シミ編】
妊娠中〜後期にはシミが増えます。妊娠性の雀卵斑と言われて一気にそばかすが出る方も。更に肝斑も広範囲に広がる方も。
そんな妊娠中期以降の妊婦さんが受診した事があります。
『今治療しても、ホルモンのバランスやらで治療効果が分からない場合ありますよ。言うなればもったいないですよ。』
『先生、でもいいんです。やっと休み(産休)が取れて自分の時間が取れました。産まれたらまた忙しくなるのでやれる範囲でやりたいんです』
と。治療効果の限界は同意の上、肝斑の内服は無し、フォトフェイシャルM22を出力低めで通常モードより波長を変えて行いました。
幸いとてもうまく行き、出産前にほぼ気になるシミはなくなるとこまで持っていけました。
【エピソード2シワ編】
シワ治療の代表格ボツリヌストキシンは投与した場合、当月と翌月は妊活は控える様にお伝えしてます。
また授乳中も控えてもらってます。
ヒアルロン酸注入も、それ自体は問題ないと思われますが、何か合併症が起きた際に使える薬剤が限られてしまうので控えてもらってます。
あるある話をすると…寝る時だけ、儀式の様におっぱいをくわえ(もう栄養としてではなく)寝るお子さんいますよね。
1歳過ぎても、うちの長男は3歳過ぎまで吸ってました🙈そんな場合の相談はよくよく話し合いながら治療プランを立てる事もあります。
【エピソード3たるみ編】
お馴染みの患者様で妊娠35週を過ぎ、いつ産まれても良い状態。
ハイフが好きで定期的にやってましたが、痛がりさん。痛みで産気づいたらどうしよう…と、ドキドキしながら行いました。
妊娠後期だし最悪痛がったら笑気麻酔を併用しようとスタンバッてましたが幸い使う事なく、無事に終わりその1週間後に無事に出産されました。
お伝えしたいのは、妊娠授乳中は一概に全てNG🙅♀️ではなくやれる治療もありますよと言う事。
女性には妻・母…色々なフェーズがあります。
揺らぐ母体に寄り添いながら、命懸けの大仕事を果たしたママが綺麗になれる様🤱全力でバックアップしていきたい所存です💪
HPに詳しく書いてありますので良かったらご覧ください😊