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GLP-1痩身療法を始めてみて想う事
2019-09-20
2019-09-21
皆さまこんにちは
先日は久々に華やかな会がありました
リッツ美容外科の広比先生の還暦のお祝いがジュエルロブションで開催されました
真ん中の花束を持ってらっしゃるのが広比先生
広比先生の手技はダイナミックかつ繊細で、そして何よりもセンスが素晴らしく、医者でありながら芸術的センスに富んだ本当に尊敬すべき美容外科のDrです
広比先生のお祝という事で名だたる美容外科の大大大先輩方が一堂に集合し、何とも贅沢な時間でした
還暦の赤の補色の青のドレスで参加しました
最近、増税前の駆け込み需要!?の影響もあってかクリニックが混み合っており、全てにおいてご予約が取りにくい状態が続いています
私と鈴木医師で絶賛対応中ではありますが、ご希望の際は早め早めにご連絡くださいませ
さてさて、表題にもありますが、今日は「痩身」ネタです
最近の痩身ネタは、アメブロの「痩身専門ブログ」い書いてますので詳細はそちらご覧いただければと思います
最近の痩身ネタと言えば体重を減らすGLP-1痩身療法と体型を変えるクールスカルプティングもっぱらこのお話ばかりです
GLP-1痩身療法を始めてみて、正直需要の多さにびっくりしています
世の中こんなに痩せたい人がいるんだ~と、、、今更ながら驚いています笑
私自身の考えとして減量しなくても部分痩せできるのは医療のみがなせる業
しかし体重を減らすのは自己の努力!と切り離して考えていました
とは言え、自分自身も5年前からGLP-1注射を行い、自己の体重をコントロールしその効果は分かっていましたのでこの治療はアリだなと思ってはいました
そんな色んな考えもあり進め方に思案していました
医学的適応ではない方の減量に対して、つまり美容目的で体重を減らしたいという人にこういった治療を勧めると
その効果だけが大きく取り上げられてしまって治療の本質を見失ってしまう傾向にあります
市場が湧くのは良い事ですが、「打てば痩せる魔法の注射」とその効果だけが過大評価されてしまうのも怖い
(それは我々医療者側の勧め方に寄与する問題ではありますが)
そもそもは、糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病などの肥満による合併症を防ぐために行う治療ですので
そういった医学的適応がない方に大々的に進めるのは薬剤の乱用に繋がるのではないかと危惧していました
とは言え、当院は痩身治療にも力を入れていますので
・あと一キロが痩せない
・何をやっても太る
・前と同じ努力をしても今は(年齢と共に)痩せない
こんな風に相談されるのは多々ありました
そんな時、私もやったいい方法があるんですよ!と馴染みの患者様だけには伝えたい
そんなジレンマもずっとありました
そんなこんなで、まずはお通いの患者様の声に応えようそんな気持ちでメニュー化に踏み切りました
表メニューに出すと、新規の患者様からもお問い合わせを頂きます
色々な患者様に導入する機会がありますが
こういった心情をブログやHP上でも切々と綴っているせいか
今のところ、そんな私の想いを汲んだ患者様ばかりが来てくださり擦り合わせしながら治療を勧めさせて頂いています
GLP-1注射を行って、目的の体重に達したら、あとは上手に離脱してください
減量は短期的に結果を出すものではなく長期的に結果を残していくものです
GLP-1注射を行うことで、体重を記録する癖がつき、自分がどのくらい食べたら太るか何を食べたら太るかを自分の頭で理解してください
そしていつかはGLP-1注射から卒業してください
あくまでも、一時的なダイエットのサポーターです
糖尿病の患者さんは、投与する事で血糖コントロールを行い、また彼らが抱える心血管系のイベントを起こすリスクを減らすメリットがありますので、GLP-1を長期的に投与する意義がありますが
しかし、そういった医学的適応のない美容目的の減量であればそこは分けて考えるべきです
最初に戻りますが、体重コントロールは最終的には自己との闘い、自己の努力です
ただ、それを実行するための最大のモチベーションは一度目標体重に到達し、二度と戻りたくない!
そんな気持ちが何よりも強いモチベーションになるかと思います
まずはそこに到達すための術として、GLP-1痩身療法を利用してもらえればと思います
お通いの患者様より差し入れを頂きました
お心遣いありがとうございます