DOCTOR BLOG ドクターブログ
ヒアルロン酸、何本必要!?
2020-07-21
皆様こんにちは
梅雨明けも間近(らしい)、夏が近づいてきましたね
という訳で、髪色変えて前髪しっかり作りました
上顔面に老けが出やすい私は、前髪を作る事で手っ取り早く若返りを図る姑息な手段です
とは言え、前髪で隠しても額眉間ボトックスは欠かさず先日はこめかみと額にヒアルロン酸も入れてもらいました
前髪で油断してる間にしわが刻まれすぎては遅いので予防は怠らず。浅いシワは許すが、深いシワは嫌。そんなマインドでアンチエイジングしております。
と、前置きが長くなりましたが、ヒアルロン酸を何本入れるか!?何本必要か!?
皆さん気になるところですよね
これによって治療費も決まってきますし
その人にどれくらいの注入量が必要かを決めるのは我々施術する医師の仕事です
どうやって決めるか、ズバリそれは経験に基づきます
ここに、どの製剤を、何cc、どの深さに、こんなイメージでというシミュレーションを何度も何度も行っています
お陰で、職業柄、スーパーの店員さんからメディアに移る方まで顔を見れば勝手にアセスメント
あ~この人何本だなぁ、あそこにあの製剤ボーラス?ファニング?とかなり余計なお世話ですが分析しながら拝顔しております
という訳で、先日るり子先生と二人でトレーニングしました
これ、何やっているかと言うと
モデルさんのお顔を見て、
その方のエイジングのサインを拾い→それに対して、どの部位にどの製剤を何ccづつ入れるか(ボトックスの併用は必要か?)→トータル何cc必要か
を、制限時間5分で決断するトレーニングです
5分は長い方です
実際はほぼ反射的に、無意識にできる位の早さが必要です
患者様の話を聞きながら、まずは患者さんが何が嫌で今日来院されたか?どこを治したいか?どうなりたいか?ヒアリングしつつ
じゃぁ、ここをこうしたらこれ位リフトするから、残りの溝に何cc、更に注入したヒアルロン酸が後日水分含むと更に体積が増してこれ位になるだろうと(←最後のはかなり細かいかもです)同時進行で計算しながら適量を決めていきます
最終的にその本数が患者さんの予算に合っているかで決まります
予算が変更になった場合、更に決められた本数でプランBへと
頭の中ぐるぐる回転でカウンセリングしております
因みにプランBとは決められた本数で、インパクトのある結果が出る部位を絞ってアセスメントし直す作業です
ヒアルロン酸は少ない本数で、浅く広く注入しても効果が分かりにくく結果勿体ない投資になってしまいますので(あ、鼻や顎は1本以内でも仕上がります)
そのエリアに対していかに適量で仕上げるかで費用対効果を上げます
そんなこんなでお互いに納得して治療に入った方が、結果に対する満足度も格段に上がりますのでこの擦り合わせを私は大事にしています
1回にどれ位の本数が必要かは、完全に個人差です
そして年齢に比例します
母娘で注入した場合、母親の方が本数を要します(実際にいくつかのケースで検証されています)
先日見た海外のDrのセミナーでは母親はトータル17本注入していました
17本!?というと驚愕の数字かもですが
決して一回で全量入れる訳ではありません
4セッションに分けて一回4本位づつ仕上げました
このセミナーを受けて、医師を交えたズームミーティングが開催され
では日本の一回の適量はどれ位だろう?と皆でディスカッションした際3本という答えでした
これはあくまでも、目安。これ以下もこれ以上もあります
セッションを分けて仕上げる場合、どれ位間を空けるかも議論されるところですが
私個人の考えですと、既に注入した部位の効果が持続している間に他の部位を仕上げるのがベター、いや、ベストと考えています
理由はただ一つ、その方が美しいからです
本人談→目の下のくぼみが気になる
私→目の下のくぼみもだけど、こめかみの痩せ、顎先がフラット、更に唇も薄くなっている
患者さんの訴えと、我々の見立てが違う場合がほとんどです
だからといって全てを満たす本数を、一回の治療で患者様に求めるのは治療費も高額になり負担です
そう言った場合、まずはご本人が一番気にされている目周りにフォーカスして中顔面を仕上げ
時期をずらして、上顔面、下顔面と仕上げていく方がお財布にも優しく、受け止めやすい流れです
当院で使用する製剤は、1年~1年半は持続します
ですので、全顔が美しい状態で長く持続させるには他部位への注入は半年以内に時期をずらして行う方がベストと私は考えています
ヒアルロン酸注入を行う際の参考になればと
最後に、当院にお通いの患者様
挙式前に行ったハイフシャワーを雑誌Hotel Weddingにご紹介してくださりました
N様ご紹介ありがとうございます!そしてご結婚おめでとうごさいます
ウェディングに向けて微力ながら少しだけお手伝いさせて頂きました。元々かなりの美人さんでしたが、誌面のドレス姿が本当に麗しく思わずウルっときてしまいました
お幸せにです
お通いの患者様より頂きました
お心遣いありがとうございます