自費研「ボトックスセミナー」でトレーナーを務めてきました
2017-06-13
皆様こんにちは
先日の日曜日、SSファシリティー主催の自費研の「ボトックス注射のセミナー」でトレーナーを務めさせて頂きました
このセミナーは、開業医の先生方メインで「これからボトックス治療を始めたい」また「既に始めているけど、今一度確認したい」など
実践的な主旨の会でした
同じご一緒させて頂いた先生方と
向かって左が、スキンリファインクリニックの篠原先生、大塚美容形成外科の石井先生です
お二人とも同世代で、お人柄も穏やかな先生でリラックスして望めました
お二人の先生方からは基調講演もあり
最初にスキンリファインクリニックの篠原先生から「高い患者満足度を得るための注入治療の導入」のお話がありました
美容医療の現在の市場、先生自身のクリニックでのニーズ、患者像などをお話くださいました
印象的だったのが一般の方の美容医療に関する知識の調査の結果で
全く聞いたことがない、あまり聞いたことがない人が
なんと81%
日本のアンチエイジング市場の売り上げ高は、しわ取り用の製品(美顔器・化粧品)が1位、ヘアカラーが2位・・・ヒアルロン酸注射やボトックス注射はかなーり下のシェアでした
欧米では既に3割のシェアを有しているとの事で、本邦ではまだまだ認知が足りないのですね
続いて大塚美容外科の石井先生からは「ボトックス注射を行う上での解剖・アセスメント方法」についてのお話がありました
注射に伴う合併症を抑えるための解剖学的な知識や実際の注入法まで
針の刺入角度、深さなど細かにお話くださいました
オーディエンスの先生方、皆熱心に聴講されていたのが印象的でした
続いて、グループごとに分かれ、実際のアセスメント法
医師同士5名のグループに分かれ、このタイプのしわだったらどこに注射するかなど
あーでもない、こーでもないとお互いにディスカッションしながら進めるグループセッションです
私も色々なグループを周り、実際に自分が行っている方法を中心にお話させて頂きました
日々患者さんに施術する上でぶつかる素朴な疑問から、ずーっと疑問に思っていた事など討議し合い
中には、過去にご自分で経験された症例の写真を撮っていらして、この場合だったらどうするんでしょうか?こうなったらどうするんですか?
など熱心にご質問頂きました
私が、美容医療に携わった10年位前は、こういったテクニカルシェアの様にお互いに技術を共有し合うオープンな場は少なく
もっと閉鎖的で自分で門戸を叩いて学びにいくという環境でした
今回参加された先生方もリストを拝見すると、眼科、内科、整形外科など多岐にわたっていました
多くのDrと知識、技術を教授し合う事で、美容医療の裾野が広がり、効果的な治療をより多くの患者様に受けて頂ける場が拡充する事を願います
改めて、自分の襟を正し初心に戻る貴重な時間でした