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【Dr.Ruriko blog】涙袋ヒアルロン酸症例&私の涙袋事情

2021-06-14

こんにちは

 

タイトル通り今回は涙袋について

 

まず涙袋とは何かというところから

下まつげの直下にあるぷっくりとした膨らみのことで一般的には 涙袋が適度にあると「可愛らしい印象」「優し気な印象」につながりやすいといわれます。

いわゆる可愛らしいお顔立ちのアイドルやタレントさんたち、涙袋が印象的な方は多いです。

 

 

涙袋は、目の周りを囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)という筋肉の一部が力こぶのように盛り上がったものです。

 

筋肉の収縮を見ているので、お顔立ち的に目立ちにくい、目立ちやすい人それぞれですし、見え方に左右差があることもあります。

 

該当エリアにヒアルロン酸を注入し、一時的に少し目立つように見せるということは可能ですが、元がまったくのフラットなところだと粘土細工のように盛り上がりを[ここからここまでこの厚みでこの幅で] を期待するのもなかなか難(もちろん最善を尽くしますが)

かつ、

かなり仕上がりにお好みがわかれるパーツでもあり、涙袋は少しの差で目元の印象を変化させうるため施術前のしっかりとしたヒアリング、ゴール設定の共有が大事です。

 

涙袋のヒアルロン酸注入を希望する方は20代から30代の方が多いイメージで、流行にも左右されやすい部位ですね

 

 

あれこれ前置きが長くなってしまいましたが、今回の症例はこちらです

 

20代女性 「涙袋ヒアルロン酸」

普段はメイクで影を作り立体感を出したり、ハイライトをのせたり、うまーく技を使って過ごしているとのことですが

(メイクって 技術を磨けば自分の魅せ方を変えることができる ある意味その人ならではの「武器」ですよね素晴らしい)

 

今回は特に目の内側の涙袋をしっかりさせたいとのご希望でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目周りには比較的柔らかい製剤をチョイスします

持続は個人差がありますが、大体3~6カ月が目安です

仕上がり、気に入っていただけたようで安堵

 

 

 

そしてここからはちょっとアプローチを変えて 、、、

 

 

涙袋は冒頭で示しましたようにほぼ「筋肉」なんです。

「眼輪筋」・・・目を閉じるときに使う筋肉

巾着袋の口を片側からだけぎゅっととじるときのように 鼻側を起点として 目が閉じます。

 

(青矢印は涙袋部位、黄色矢印は目を閉じるときに加わる力の向きを示します)

 

なので、目周りの筋肉の収縮は内、外、上、下、「連動」します。

 

 

目尻のシワを止めるため ボトックスをうつ→目尻側だけが収縮が抑制され、補うように目頭側の収縮が強くなりボトックスの効果が出たころに今度は目の内側のシワが気になる(増強する)ようになる

というのはよくある話

また

 

 

 

 

このあたり(上写真矢印)のシワを止めるためにボトックスをうったところ、効果が出たころに涙袋の存在感が少し変わった

(この写真は拾い画像です)

 

など

ボトックスで筋収縮を抑制すると、相互作用が生じうるのです。

 

こんなことをいろいろとぼんやり頭で考えているときに

そういえばと思い出し

私自身の話になりますが

 

↓ 先週

 

 

 

↓ 約2ヵ月前

 

 

 

若干涙袋がしっかり目立つようになっています

ヒアルロン酸を注入したわけではなく

この間にしたことは目尻、目の上側へのボトックス注入です

 

目の上側からと斜め横上からの力が抑制されて、下側からの収縮が気持ち 強まった

そんな解釈です

 

 

お示ししておいてなんですが、この涙袋出現効果だけを期待してのボトックス注入はなかなか困難を極めるかもしれません、、、

なんじゃい!!      と総ツッコミをうけそうですが

 

要するに

①涙袋は筋肉

②目周りへのボトックスで涙袋を含めて相互作用が起きうることはある

 

ということが言いたいんです。。。

 

逆に涙袋を目立たなくするように というご希望で 涙袋エリアの筋肉にボトックスを打ったこともあります。

 

 

美容医療についての着地点は本当に人それぞれで 何よりバランスが大事

一緒にベストな着地点を探っていきましょう

 

 

 

 

 

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