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STAFF BLOG

【Dr.Ruriko blog】毛穴のご相談が多いです&冬季休診日のお知らせ

2021-12-17

2021-12-20

こんにちは

突然ですが、タイトルの通り、ここ数日立て続けに「毛穴」の相談を受けたので、ちょいとブログでまとめてみようかと思った次第でございます。

 

 

 

 

 

 

どういった原因で 毛穴が目立ってしまうのか  そもそも毛穴とは? そんな基礎的なところから

 

毛穴は 医学的に「毛包」 と 呼ばれるもので

「毛包」のサイズって 実は 遺伝子で 決まっているんですね

比較的 日本人 は人種として 他の 人種よりも 毛穴は小さい傾向にあるとされていますが、

親の毛穴が目立つタイプの方は どうしても 毛穴 で 悩みがち 、、、

一方で

「毛穴で悩む?どういうこと?」 という 遺伝子のもと この世に生まれてきた人もいます

 

最近は SNS などで美肌加工されている写真を 目にすることも多く、もしかしたら、つるん と毛穴レス であることが 美のスタンダード

となりすぎている傾向も懸念されますが、、、

(アプリ加工社会にだまされてはいけませんよ~)

 

で、ここで注意

毛包は なくなることはありませんので 基本的に 毛穴のない肌は 存在しません。

毛穴は「なくす」ことはできず、あくまでも「目立たなくする」が ゴールであることを 忘れないでください。

 

では

毛穴が目立つ という 状況について ポイントがいくつかあるのであげていきますね。

 

①毛穴の黒ずみ

 

黒ずみの原因は 角栓といって、皮脂や角質などの 本来はターンオーバーで アカとして排泄されるものが、毛穴につまり 時間が経って酸化されて黒ずんた状態となっているんです。

 

なので、小鼻や額、T ゾーンなど皮脂の分泌が多い部分に黒ずみが目立ちやすいことがあり、皮脂の分泌も 実は 体質による 個体差が大きいといわれています。

だからといって 体質なのね、何をしても仕方がないのね というわけでは なく

正しい知識で 正しいケアをすれば改善することは十分可能です。

 

あやまったケアとして

スクラブ、毛穴パック などで ごしごしと 毛穴の黒ずみをとろうとしている方が多くみられますが、これは 「NG」 です。

 

物理的な刺激で 角栓をとろうとすると

毛穴の周りに炎症を起こして、周りの皮膚の黒ずみをおこして

より毛穴を目立たせてしまうことにつながりかねませんので、お気を付けください。

 

洗顔の 基本は 「優しく」「しっかり泡立てる」

へたらない泡で優しく洗うことで きちんと 皮脂は吸着され、皮脂汚れはとれますので

肌への負担もなく、毛穴を優しくいたわることが大事です。

 

 

②実は 黒ずみっぽく見えているのは「うぶ毛」

 

こういうケースは意外と多々あり、、、この場合は 脱毛が有効です

 

さて、毛穴の中は綺麗になっても 毛穴が開きっぱなしでは やはり目立つ。

 

毛穴の 大きさも  いくつかのポイントで 左右されます。

 

 

 

 

(あたらしい皮膚科学 第3版 より)

載せてみたものの、

ややこしいので ご興味のある方だけ、以下の文の補足として イラスト見てみてください

 

 

③表皮の環境

皮膚の一番外側である表皮はターンオーバーによって 常に新しい細胞に生まれ変わっていますが、このターンオーバーが落ちていたり不規則になっていると

角層の部分で キメが整わず、毛穴がめだってみえる原因になります。

 

なので、表皮のケアはとても大事。

また角層が十分に保湿されていると 健やかなターンオーバーが促されますので、乾燥対策も実は毛穴対策になります。

 

 

④皮脂分泌

上の図のように、毛穴には 皮脂腺が開口しています。

 

皮脂分泌も個人差があるというのが現実ですが、

一般的には 男性のほうが女性より 皮脂の分泌が多い ので 毛穴は目立ちやすいです。

ですが、女性も排卵が終わって 生理が始まるまでの期間 は プロゲステロンというホルモンが増える時期で

皮脂分泌が増えて 毛穴が目立ちやすい 傾向にあります。

 

皮脂の分泌が増えると 入口が物理的に 開くので

皮脂の分泌を抑えるということは大事です。

 

スキンケア成分で最近認知度も高まってきた

ビタミンA、C

これらは外せない。

さらに

ナイアシンセミド

アゼライン酸

その他、緑茶エキス も 皮脂の分泌を抑えるという海外の文献がありますので ホームケアでこのあたりの成分を取り入れることはおすすめです。

 

そして、食事 によっても 皮脂分泌量が変わってきます。

血糖値が急激に上がるような食事は インスリン様ホルモンの影響で 皮脂分泌を促す結果になります。

スイーツ、炭水化物の短時間での摂取など 控えるほうがよいですね。

 

 

④真皮の環境

毛穴 の周りの大部分は 真皮のコラーゲン エラスチン などで 囲われています。

 

25歳くらいから コラーゲン の量は 生理的に減ってくることが医学的にはっきりとしていますから、柱のように 毛穴を周りから支えている コラーゲンの量がへると加齢とともに 広がって見える というわけです。

 

他にも

コラーゲンが減る原因としてあげられるのは

紫外線 、喫煙

紫外線は コラーゲンの量を減らすだけでなく、質も落としてしまうので

紫外線ケア 日焼け止め は 必須です。

 

 

また、コラーゲンの産生を促すようなケアとしては

最近 美容業界で 大人気  先ほども登場した ビタミンA です。

 

ビタミンAは コラーゲンの産生を促すので 毛穴のみならず、ハリ感やこじわの改善が期待できるということです。

ホームケアで 積極的に取り入れたい 成分ですね。

 

ビタミンC は そもそも 紫外線 のダメージを軽減する作用もありますし、コラーゲンの産生を促す作用もあるので

毛穴対策には 必須です。

スキンケア、内服で取り入れていきましょう。

 

美容施術だと

ケミカルピーリング

ただ ホームケアでできる ピーリングは 医療機関で扱えるものよりも うんと濃度が低く、コラーゲンを産生する濃度では ありませんので

医療機関で施術を受けることをお勧めします。

サリチル酸は 脂溶性の成分で 毛包にたいして 非常に親和性がたかく 毛穴対策に有効です。

 

そして、肌の再生を促す治療が有効になりますので

 

ダーマペン と呼ばれるような マイクロニードル。

フラクショナルレーザー

ロングパルス YAG レーザー

RF など

いわゆる波長の長い レーザーも 真皮のところまで熱が届いて コラーゲンの生成を促せるのでおすすめです。

 

さらにさらに、真皮環境といえば 触れずにはいられない スネコス

 

スネコスも 実際の感想として 毛穴の改善、肌の滑らかさの上昇 など は多いです。

 

 

はい。

気づけばなかなかの長文になってしまいました。

 

書きながら思うこと、毛穴の開きに対しては ホームケアが本当に大事。

医療機関での施術で一時的には 引き締まり 綺麗になったとしても、開きに関しては日々の習慣やケアに寄るところが大きいからです。

 

根本の解決として、洗顔、ホームスキンケア、紫外線対策、嗜好、食生活、を大事に それにプラスアルファとして美容施術をご検討していただくのが良いかと思います。

 

 

毛穴でお悩みの皆様の参考になりましたら、幸いです

 

 

 

最後にスタッフより冬季休診日についてのご案内です。

 

<当院より冬季休診日のお知らせ>

誠に勝手ながら、2021年12月31日(金)~2022年1月5日(水)迄冬季休診とさせて頂きます。

また12月30日(木)は16時迄の診療となります。

 

休診中もメールにてお問い合わせは随時承っております!

休診期間中に頂いたご予約、お問い合わせにつきましては1月6日(木)以降に順番にご返信をさせて頂きます。

 

ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

KUMIKO CLINIC 医師
鈴木 るり子
プロフィール

 

 

 

 

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