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【Dr. Ruriko blog】スキンケア治療症例 part 1
2019-12-24
こんにちは
イヴですねぇ
さてさて、
今回は、当院で行ったスキンケア症例の経過と治療内容をご紹介したいと思います。
まず最初に、治療経過を追った写真はこちら
初診時の写真のみで改めて
広範囲にActiveなニキビがひろがっていました。
最初に行ったのは
当院で人気の組み合わせメニュー
→①ケミカルピーリング(CP)+②フォトフェイシャル M22(フォト)+③エレクトロポレーション Cオペラ+④高濃度ビタミンC点滴
それぞれについて説明していきます。
①ケミカルピーリング(CP)
酸性の薬剤で角質をふやかし、剥がすことで古い角質や毛穴の汚れを除去します。
角質が剥がれ落ちる事で、コラーゲンなどの存在する真皮層では、早く肌の厚みを増そうと創傷治癒の働きが増しますのでコラーゲンの増生も促されます。
この方はニキビや毛穴の開き、皮脂の分泌のコントロールを主な目的としていたので、グリコール酸を使用いたしました。
角質は通常28日周期で自然に入れ替わりますが(肌のターンオーバー)
年齢や紫外線暴露など様々な要因によりその間隔は長くなり、いわゆるくすみや肌のごわつきといった症状に繋がります
ですのでCPを行う周期は28日前後のタイミングで行うととても効果的です。
(ニキビでのお悩みがメインの方は14日周期くらいで可)
なおこの方、非常にご多忙であり、定期的なご来院が難しい時期はホームピーリングも併用していただきました。
②フォトフェイシャルM22(フォト)
詳しくは後半で述べますが、実は当初より頬骨上部に比較的しっかりとした肝斑が見られました。
肝斑はフォトで悪化してしまうケースもあるため、注意が必要です。
しかしM22は肝斑に悪さをしない波長も搭載されていますので、絶対にNGというわけではありません。
この方へは、肝斑コントロールのための内服を併用(後述)しながら、さらに肝斑が存在するエリアには照射はせず、赤(血管)、茶色(メラニン)に対する波長でポイント照射、コラーゲンのある真皮深層に届く波長でタイトニングを狙いました。
③ エレクトロポレーション Cオペラ
冷却しながらエレクトロポレーションという電気穿孔で分子量の大きなものも肌の奥深くまで浸透させることができます 。
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸にとどまらずヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンなど、当院ではその方に応じて調合します。
④高濃度ビタミンC点滴
CP、フォト、Cオペラなど外側からの治療だけでなく、内側からも強化します。
ビタミンCの効果は言わずもがなでしょうか、、、美白、肌の張りなど美肌効果に加えて免疫強化なども期待できます。
先ほども少し触れましたが、肝斑に対して初診時よりトラネキサム酸(トランサミン)、ビタミンCでの内服コントロールも開始しました。
以上、内服コントロールを開始し、くすみプレミアムインナーケアを3回(1か月ごと)終えた時点での写真がこちらです
この時点でかーなーり!お肌の状態は良くなりましたね
しかし肌質が良くなったことで 初診時よりも今度は肝斑に目がいくように
長くなりましたので、治療後半の内容は次回にしますね