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【Dr. Ruriko blog】スキンケア治療症例 part 2
2019-12-26
2019-12-27
前回の続きです(この記事からご覧いただいている方はpart 1も良ければぜひ)
さて、治療前半を終え、周りの肌質が良くなり、次はしっかりと肝斑をコントロールしたいところです
その前にまず肝斑とはどのようなものか簡単にまとめますと、、、
20歳〜40歳で好発、女性に多い
肝斑にはフォトはNGとよく言われますが、part1で述べました通り、内服を併用しながら、肝斑エリアを避けて、もしくは弱めの出力で上手に扱えば肝斑もおとなしくしてくれていますので、当院では、絶対NGとはしていません。
フォトである程度濃いシミを一掃したのち、肝斑や薄いシミ、なんとなくのもやっとした感じをあと一歩攻めたいときに良いのがレーザートーニングです
トーニングはシミも肝斑も適応となり、ダウンタイムもないのでとても優秀ですが、治療間隔が1−2週おきと短く、かつ治療効果の自覚まで回数が必要です(大体10回程度、そのうち後半5回くらいでようやく治療効果を自覚)
ただし、そのプロトコールを絶対に継続しなければいけないわけではなく、効果の出方をみながら、その時々の症状に合わせて治療内容を変えることもできます。
この症例の方は非常にご多忙であり、定期的な通院が難しい時期もありました。
基本的にはトーニングで肝斑のコントロールを継続し、4年ほど経過、、、
治療経過の写真がこちらです
肝斑の変化はこちら
右
左
しっかりと肝斑がコントロールできていることに加えて、トーンアップも明らか
現在は維持目的に数カ月に一度、お肌の状態が少し気になりだしたらくすみプレミアムを、肝斑の状態にあわせてトーニングを行っています。
ところで
これ、文字にするとごく当たり前のようなことですが、美容医療に携わる日々の中、本当に強く感じます
特にご自身で数年気にし続けているポイントと、初対面の我々がぱっとお顔を拝見したときに「まずここを改善させたらいいのでは」と思うポイントが異なるケースは珍しくないかもしれません。
ご自身が一番気になっていることから治療を始めることがもちろん良いのですが、ずっとずっと気にし続けているニキビ跡やシミの治療をまず開始しても、activeなニキビがあり、ニキビが頻繁にできやすい方はまずそちらの治療とニキビが新生する環境を変える戦法を考えないと、結局はイタチごっことなってしまいます。
またこの症例では単一の治療だけでなく、複数の治療を組み合わせ(combine)することで、より良い結果へと繋がったと考えます
何の施術からすれば良いのか分からないという場合も、カウンセリング時にどういった形で より良く、ご希望にそえられるか考えていきますので、お気軽にご相談くださいね