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第109回日本美容外科学会で講演してきました!
2021-05-28
2021-06-01
皆様こんにちは
一昨日と昨日第109回美容外科学会が開催されました
厳重な感染対策の元の現地開催です
賛否両論ご意見が分かれるのは勿論承知の上ですがやはり現地開催は活発な意見交換がタイムリーにでき、知識が深まります
いわゆる学会の醍醐味を久々に味わえた会でした
会頭の銀座S美容・形成外科クリニックの酒井先生、この時世の学会開催に苦渋の決断を何度も迫られたとお察しします
先生のプログラムが秀逸で、過去最高の参加者だった様です
医師であった祖父が言っていた「医者は生涯勉強」
この学会に出て、また改めて身が引き締まる思いでした
酒井先生、ありがとうございました
さてさて、表題にもあります通り私は痩身関係の2つの講演を拝命させて頂きました
一つは、モーニングシンポジウムで「冷却機器を使用した痩身治療」
こちらではクールスカルプテイングやクラツーαを用いた内容で実際の臨床経験を中心にお話させて頂きました
このセッションでは冷却系以外にも各種デバイスを用いた痩身治療の演題があり
痩身治療行う上での各施設の取り組み、考え方など大変勉強になりました
2つ目はランチョンセミナーでスティムシュアーのお話をさせて頂きました
「筋肉刺激装置と脂肪冷却術の組み合わせ治療について」です
冷却系の講演は、ありがたいことにもう数え切れないほど登壇させて頂いてますが
筋肉系デバイスの講演は今回が初めて黎明期でもあるこの器械、そして私もまだこの器械を導入して3~4か月でして
そんな私に何が話せるんだろうと・・・
筋肉の必要性を感じ導入に至った経緯や当院での症例を中心にお話させて頂きました
まだまだ医療痩身の分野は、拡充の余地がある分野で、それに携わる医師の考えも様々です
「減量」と「部分痩せ」の違い
何度も講演の場で、お話させて頂いていますがまだ混同しているご意見も少なからずあったりと
筋肉の刺激してできるボディラインの変化は、まだ医学的に改名されてない部分もあります
筋肉を鍛えるとボディラインが変わるという外見の変化は、ボディービルダーを見れば一目瞭然
そんなことはわかっているのですが
じゃぁ、何が起こっているのか?
なぜ筋肉を鍛えると局所の皮下脂肪が減るのか!?脂肪細胞に何らかの影響を与えるのか…
筋肉を鍛えると、ADLが上がりますので、身体活動が活発になりインアウトバランスのが変わり消費カロリーが増え体重が減る可能性と言うのはもちろんあります
これが巷で言う筋肉を鍛える事で、代謝が上がり痩せるといったニュアンスかもですが、それには根拠がなく
ましてや、デバイスで一部の筋肉だけ刺激して体重が減るというのは直接的な作用ではないと思っています
とは言え、スティムシュアーでできる形状の変化は、ある程度サイズダウンした後に行うと
腹部だと全体的にグッと絞られ
ヒップも全体にキュッと小さくなり
明らかにサイズダウンします
それが直接的に何が作用してそうなってるか、まだまだ解明の余地があり、新たなボディラインに踏み込めて嬉しい限りです
もっともっと知見を深めていこうと思いました
クリニックを開業し、今年で7年目
今やっと、自分の興味の赴くままに治療メニューを導入し使いこなし知識や経験を深め楽しめるようになってきました
ずっとぽっちゃりだった自分の体型がコンプレックスで、それを解消すべくどんどんのめり込み今に至るというのが私の根源です
これからも引き続き、医療痩身でできるボディメイク追求していきたいと思います
「筋肉を増やしながら減量させる」
「筋肉を増やしながら部分痩せさせる」
これが当面のテーマになりそうです
ランチョンセミナーでご一緒させて頂いた、座長のクロスクリニック石川先生とあざみ野ヒルズスキンクリニックの奥先生と
モーニングシンポジウムでご一緒させて頂いて、座長のみやた形成外科皮膚科のみやたで先生、青山エルクリニックの杉野先生、スマイルクリニックの西川先生、渋谷セントラルクリニックの河村先生と
貴重な機会を頂きありがとうございました
久々に先生方にもお会いできて嬉しかったです
ビスポーククリニックの室先生とヴェリテクリニックの松本先生と
城本クリニック総院長の森上先生と共立美容外科CEO久次米先生と
久々の再会でした
今回の講演は痩身系でしたが、お顔の美容もしっかり学んできました
ヒアルロン酸注入や糸リフト、色素性病変についてそして各種オペについても
勿論、私は外科医ではないですしオペはしませんが、患者様に相談された際の知識として備えられるよう聴講してきました
自分の診ている患者様がいよいよ外科にお願いしなければとなった際に、フラットな立場で意見をできる様に知識武装してまいりました
今回の学び診療の場でしっかりと還元していきたいと思います
最後に告知。少し前に自費件さんの取材を受けた記事がアップロードされたようです
自費件さんは業界紙ですので、一般の患者様の目に触れる事はないかもですが、クリニックの先生方には冊子も届く様です
機会がありましたら、ご覧ください
お通いの患者様より頂きました
お心遣い頂きありがとうございます