DOCTOR BLOG ドクターブログ
第110回日本美容外科学会に参加してきました!
2022-05-30
皆様こんにちは
すっかりブログの更新が滞っていました
というのも、表題にあります学会に向け、この一か月準備やらで追われていまして
という言い訳・・・
か、ら、の、学会の振り返りブログです
今回は数十年ぶりの女性会頭、あきこクリニックの田中亜希子先生が会頭をされました
女性が活躍する学会をと先生のご意向もあり、今回は女性の座長が目立ちました
僭越ながら私も痩身のシンポジウムで座長を務めさせていただきました
シンポジウムでご講演くださった、クロスクリニックの石川先生、よしえクリニック都立大院長の青木先生、モッズクリニック院長の長野先生、ヒルズグレイスクリニックの奥先生、お写真はご一緒できませんでしたが、すなおクリニックの土屋先生
貴重なご講演を頂きありがとうございました
私は開業当時から医療痩身を軸に行ってきましたが
体重を減らす“減量”と無駄なぜい肉を減らす“部分痩せ”治療というのは時に混同しがちです
今回は、内科的な減量法、そして部分痩せに関しては外科的な脂肪吸引vs非侵襲の機器を使用した部分痩せ治療
こんな構成で比較検討したく先生方にお願いしました
各先生方からも濃い内容のご講演を頂き、時間が足りず総合討論の時間を取れなかったのですが
まだまだ聴きたいこと話足りないこともいっぱいでしたが、貴重なご講演をたくさん頂き
この場を借りて、改めて御礼申し上げます
その日の夜は情報交換会でした
久々に先生方にお会いすることができ、これもまた学会の醍醐味です
2日目はメトラス社のランチョンセミナーで講演しました
“新しいECM製剤と新規ソフトピーリングの可能性について”
という内容
そうなんです、これらは全くもって新しい製剤でしてそのローンチを兼ねた講演でした
昨年秋ごろより臨床試験を始めその効果や適応を評価してきました
今までの講演は、自分が得意とする分野、経験を多く積んだ分野の内容が多かったのですが
今回は未開拓の分野でしたので、根拠と臨床結果を照らし合わせ最終的に結論付ける作業に、熟考する日々でした
その介あってか!?
良いアウトカムを得て、ECM製剤の良さと新たな提案ができたかなと思います
ECM製剤は、細胞外マトリックのの環境を整える第三の注射製剤としてここ数年注目されています
当院でいうと“スネコス”ですね(他社さんからも沢山のECM製剤が出ています)
その効果は、決してドラマティカルなものではないのですが、確実に肌を育て若返る
患者さん自身の満足度が非常に高い治療です
受けた人ほぼ100%がその効果を自覚しリピートしたいと思ってくださる治療で
そのぶれない効果に私自身も正直驚きました
写真でその効果を伝えづらいこういった肌育治療には、どこか懐疑的な印象を私自身が持っていましたが
今は完全に見方が変わりました
深部の構造をしっかりと作った後、その構造を包む皮膚を最終的に仕上げると、単に肌がきれいになっただけではなく自然なリフトアップ効果や、ハリ艶をもった健康的な印象のお顔立ちに仕上げることができます
今後もこういった肌育治療を、メニューに積極的に取り入れていこうかと思います
夏~秋頃を目途に、ECM製剤やリモデリング治療などを取り入れたメニューを作りますのでしばしお待ちください
ランチョンセミナーでご一緒させて頂いた座長のまりもくりにっくの牧野先生、Newシスペラについてご講演くださったあおいクリニック銀座の中野あおい先生と
あおい先生のご講演くださったNew!シスペラすごく良さそうなので当院でもホームケア商材として取り入れようかと思います
また座長の牧野先生には、今回の製剤の導入・評価を行う上で沢山のアドバイスを頂きました
先生のご助言がなければこの講演は成り立たなかったかと思います
この場を借りて厚くお礼申し上げます
最後にこの学会を振り返り、久々に女医仲間、先輩先生方とお話しする機会を頂きました
学会上で、懇親会で、その後は個別にホテルの部屋集まり語り明かしました
皆さん第一線でご活躍されている先生方ばかりです
開業医として、経営者として、臨床医として、母として、女性として・・・
皆思うところ、悩むところは、立場は色々ですが共感できる想いが沢山あり
結論から言うと“励まされました”
こんなに活躍されている先生も悩みは一緒なんだ
とか
これくらいのマインドで過ごさなきゃこの業界では生きていけないんだな笑
とか
背中を押される言葉が沢山、学会の学びとは別に有意義な時間を過ごすことができました
今一度自分の立場、やるべきことを改め足元を固めようとそんな気持ちになりました
そんな学会の振り返りでした
今回の学び、日常の診療でまた皆様に還元していこうかと思います
お通いの患者様より頂きました
お心遣い頂きありがとうございます
≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC 院長
下島 久美子
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