DOCTOR BLOG ドクターブログ
ハイフと表層のコンビネーション治療のススメ❝CYTOCARE532❞
2021-08-20
2021-08-21
皆様こんにちは
夏季休暇を頂きありがとうございました
ブログの更新がすっかり空いてしまいました・・・
さて、インスタなどでは先行してお伝えしていますが今日は人気のハイフシャワーとの組み合わせ治療のご紹介です
先日の美容皮膚科学会で発表した内容でもあります
そのスライドも供覧しながらご紹介していきます
まず、ハイフについて簡単に…
ハイフは狙った層に選択的に熱だまりを作るのが売りです
器械によって異なりますが、当院で扱っているウルトラフォーマ3は顔面に対して1.5mm、2mm、3mm、4.5mm、6mmを使用していきます
ではその1.5ミリより浅い層はどうなっているの?
って話ですが
当然ですがそこに熱作用は及ぼしていません
1.5ミリより浅い層と言うと、角層や真皮浅層辺りが含まれます
じゃぁ、そこの層の治療も組み合わせたら全層治療ができるじゃん!!というのがハイフと表層治療の組み合わせの発端です
今回ご紹介する前にも既にそういった治療は行っていまして、ケミカルピーリング、IPLとの併用はその辺に当たります
今回ご紹介する表層の治療はコチラです
フランスのリバイタケア社の「CYTOCARE532」(サイトケア532)をGood face injectorというデバイスで注入する治療です
「CYTOCARE532」は非架橋のヒアルロン酸と、肌に良いとされるアミノ酸ビタミンがミックスされた製剤です
Good face injectorはいわゆる水光注射ですね
ですので、今更目新しい!治療ではありませんが、使用する薬剤は目新しいです
このコンビネーション治療が意外と!?(失礼ッ←メーカーさんに対して)良い効果を出していたので供覧致します
因みに今回ご紹介する例は過去にハイフシャワー単独を何度も行っていまして今回はコンビネーション治療にしてその満足度も比較してもらいました
1例目::頑固な二重あご、たるたる皮膚の改善
彼女は、顎下の弛みに繰り返しハイフシャワーを行ってそれで改善はあったものの
CYTOCARE532の表層の治療を加えたところチリッとした、ヨレッとした皮膚のテクスチャーが改善しました
と、同時に本人は口周りのシワが改善した、周りから肌が綺麗になったと言われるようになったそうです
2例目:肌にハリがなく元気がないからの、ツヤっツヤ肌へ!
ツヤ肌を写真に収めるのはなかなか難しいのですが、同じ撮影条件で比較したところ写真でも分かる位のツヤ感出ております
本人も、❝とにかくツヤがッ!!!❞と大絶賛しておりました
目周りもピンと伸びて、ハリが出ています
一例目同様に、口周りの小じわも改善しております
3例目:頑固な頑固な目尻のシワ!!!
カラスの足跡の様な目尻のシワの本数が減りました
ボトックス無しです
この方は長いお付き合いのある患者様で、色々な治療を試してきましたが、お顔全体にハリが出てこの治療が一番効いたわ!とお褒め頂きました
とまぁ、これは学会発表のために行ったケーススタディでしたが
そういう場合、一定の確率で効きが悪い例もいるのですが今回それがなくて、皆に好評でした
ので、この度メニュー化する事になりました
今回感じたのは、表層の治療は「ハリ・ツヤ」といった肌のテクスチャーの改善は元より、小じわにも有効でした
光老化などの硬い皮膚に細く刻まれたシワは、注入治療などでも改善しにくく難渋します
ハイフで真皮層のコラーゲンの増生を促し角層間のケアを行うことで、更に一歩踏み込んだ改善が見込めました
しわ治療に関して言えば
ボトックスが、筋肉の動きによって刻まれる負荷を防ぐことに対し、ハイフや表層のこういった治療はシワにならない肌にするための治療です
硬い荒地を耕し柔らかく豊潤な土壌に変えていく作業でしょうか・・・
どっちも大事ですね!
CYTOCARE532はこのGood face injector以外にもダーマペンでも導入可能ですが漏れなく入れ切るにはinjectorの方がオススメです
CYTOCARE532注入治療費は、単発¥55,000(税込み)ハイフシャワーとの併用は¥44,000(税込み)
となります
普段からハイフシャワーのみ行っている方がより調子を上げるためにここぞという時に行うのも良し、単発で行うのも良し
直後から効果を感じますので、最近肌に元気ないなぁハリがないなぁとか
夏のダメージを受けてくたびれだ肌にもおススメです
個人的におススメなのは、「ハイフシャワーからのCYTOCARE532注入からのCICAパックです」(CICAマスク詳しくは過去ブログご覧ください→コチラ)
一回でも明らかに肌の調子上がり、元気になりますよ
最後に、最近の私のトピックス
少し前になりますが、セイコメディカルクリニックの曽山聖子先生(聖子ちゃんと呼んでるけど)とサシで語りました
ゼオスキンと言えば聖子先生(知らぬ人はいない)
同郷で、同い年で、女医で開業医でと色々と重なり、話が尽きませんでした
お互いの悩み、野望!?を語りつつ、頑張ろう!!!と志新たにした時間でした
遠く離れてはいますが、同志がいるのは心強いものですね
ではでは皆様、残暑厳しい折引き続きご自愛くださいませ
≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC 院長
下島 久美子
>プロフィール