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冬太り解消 褐色脂肪細胞 その①
2014-12-08
2017-06-19
皆様こんばんは。本日2本目のブログup
先日、ダイエット関連のコラムの原稿の依頼がありました。
ずばり「冬に太らないようにする方法」
頑張って書きましたよ~、その一部をご紹介しますね
実は私たちの身体には冬ならではの強い味方が備わっているのです
それは寒さを感じると熱を産生する自前のヒーター「褐色脂肪細胞」
ご存知ですか?脂肪細胞には脂肪をため込む「白色脂肪細胞」と脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」があるんです
前者は脂肪をためこみエネルギーが過剰になると肥大化します
食べ過ぎて太るのはこの白色脂肪細胞が膨らむせい
因みに、以前はこの白色脂肪細胞は乳幼児期や思春期などの限られた時期にしか増加せずその時期に生涯の数が決まるとされていましたが、
最近の研究によって既に存在する白色脂肪細胞が脂肪でいっぱいになると細胞の数を増やしさらに脂肪を取り込むということが分かってきました
小さい頃痩せていたから大丈夫!という概念は通用しませんよ~
一方、この褐色脂肪細胞は逆に脂肪を燃焼
なんて素敵な細胞なんでしょう(笑)
褐色脂肪細胞は赤ちゃんの頃に多く存在しますが、成人でも胸部や肩甲骨のあたりに存在が確認されています
しかし加齢により徐々減少し、特に40歳以降は褐色脂肪細胞が顕著に減少するためこれが中年太りの原因と言われています
褐色脂肪細胞の熱産生能力は骨格筋の70~100倍あると言われています
ハードな筋トレをするよえり、この褐色脂肪細胞をいかに効率的に増やすかがダイエットの大きなカギになるのです
次回はこの褐色脂肪細胞を刺激する2つの要素をご紹介しますね
下島 久美子