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冬太り解消 褐色脂肪細胞 その②
2014-12-10
2017-06-19
前回のブログの続きです・・・
冬こそ力を発揮するダイエットの味方「褐色脂肪細胞」
褐色脂肪細胞の働きを知りたい方は前回のブログ を読んでくださいね
この褐色脂肪細胞を効率的に増やす方法をご紹介します
①寒さによる外的刺激
骨格筋の70~100倍もの熱産生能力のある褐色脂肪細胞は、長期的な寒冷刺激によって増生されるということが研究で明らかになっています。
これは北海道の天使大学の斎藤昌之先生が研究されたもの。
実際に斎藤先生は、北海道の冷たい外気に被験者をさらし寒冷刺激後の褐色脂肪細胞を特定したそうです。
つまり、冬は適度に体を寒さにさらして褐色脂肪細胞をきちんと働かせる方がいいいのです
寒いからと言って暖房の効いた暖かい部屋の中にいては逆効果なんですよ~
②食品による刺激
褐色脂肪細胞は交感神経系の刺激によって活性化します。交感神経を刺激する唐辛子の辛み成分であるカプサイシンあるいはその類縁隊であるカプシノイドを投与すると褐色脂肪細胞が活性化され脂肪酸の酸化も促されます。
内臓脂肪も優位に減少したというデータも出ています
カプシノイド以外の食品成分としてはアリシン(ニンニク辛味成分)やパラドール(ショウガ辛味成分)などがあります
ここまでをまとめると
「寒いからと言って暖房の効いた暖かい部屋に閉じこもるのではなく、冷たい外気を浴びて外に出ましょう!」
「会食の増えるこの時期も辛味成分の効いたスパイシーなメニューを選んで食すれば自前のヒーター褐色脂肪細胞のスイッチが入り効率的に脂肪を燃焼してくれるのです!」
その②は褐色脂肪細胞を刺激する2つの要素についてご紹介しました
次は、太らない食べ方や日常の注意点についてお話しま~す
下島 久美子