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自粛生活で顔がたるむ?マスクを取ったらたるんでた?
2020-08-07
皆様こんにちは
暑いですね~~
次男は水遊びに夢中です
さて、表題の訴え、緊急事態宣言が明けクリニックを再開した頃、久々にご来院された患者様何人かからこのような同じ声を聴きました
今でも、マスク取ったらたるんでてなんか顔がシャキッとしないというかという声聴きます
一般の方だけではありません、メディアに出ている知らない人はいない有名人の方も同じことを言ってました笑
なんか、誰とも会わなくなって、ずっとマスクで顔がたるんできた気がします
と
これだけ沢山の方が異口同音するのであれば何かあるのだろうと、私なりに考えてみました
マスクにこすれて皮膚が弛む?←ないない笑
人前に出ないから気が緩んで弛む?←ちょっと医学的に弱い・・・etc
結果私がいきついた仮説は、恐らく“表情筋の使い方”ではないかと思いました
顔面の筋肉は、上の図の様に挙筋と下制筋といって顔面を上に引っ張る筋肉と下に下げる筋肉に分かれます
挙筋群でメジャーどころは、口周りに付着する筋肉
大頬骨筋や上唇尾翼挙筋といってざっくり言うと口角を上げたり唇を上げたりするのに関わる筋肉です
一方下制筋で有名なのは
同じく口周りについている、口角下制筋や口唇下制筋や広頚筋などです
こちらも口角を下げたり、下唇を下方へ下げたりする際に動く筋肉です
口角の上りは、このような口周りに付着する挙筋と下制筋の絶妙なバランスで決まってくるのです
我々が年を取って、顔がたるんでくる原因の一つとして「筋肉の拘縮」があります
下制筋が拘縮(こり固まり)し下に引っ張る筋肉の力が強くなってくると全体に下がってくるという現象です
ですので、こういったタイプには、下制筋にボトックスを打って下向きに引っ張る筋肉の力を弱め相対的に挙筋の力を強めることでリフトアップさせます(因みにこれが当院で言うマイクロボトックスリフトですね)
と、話が逸れましたが
自粛モードで生活が一変し、我慢我慢の連続で、ついつい不満不平がたまり口角が下がります
そういった表情が持続すると、口角を下げる筋肉の拘縮が強くなり、顔全体を下方に引っ張る筋肉の力が優位になり顔全体が下がった印象になる
これが「マスクをとったらたるむ」といった現象を説明づける私の立てた仮説です
ボトックスは、シワを止める治療として認知されていますが
個人的には、その効果は勿論ですが以外にも、リフトアップさせたり目元の印象を変えたりと他の目的でも効果を発揮します
すっごいお恥ずかしい写真ですが(普段はクリニックにいらしてカウンセリングの際にだけお見せしている写真でス。ブログのみ大公開笑)
私のマイクロボトックスリフトのbefore&after(かれこれ5年くらい前の写真です)
Beforeは髪もぼさぼさなので余計に酷いですが全体的にだらんとしていたのがキリッとした印象に変わっていませんか?
マリオネットラインが消えるとか、ほうれい線が消えるといった効果という訳ではありませんが側面から見るとフェイスラインがスッキリとして下顎のラインが明瞭になっています
次もお馴染みのうちのスタッフの症例ですが
ヒアルロン酸を注入し更にマイクロボトックス全顔を行いました
顔立ちがきりっとして、皮膚もアイロンをかけた様にピンと張っています
確かに私もボトックスが切れてくると顔がだらしなくなって、同じ化粧をしていても何かイケてないなぁと感じます
もしかしてそろそろボトックス切れてきたかなぁと打ってみると
やはり顔が整います
が、しかし、ここでもっともっと調子に乗ってボトックスを打ち過ぎると、キリッとを通り越してキツイ顔立ちになりますのでそこはいい塩梅に仕上げなければいけません(←これは我々施術者側の注意するところですね)
勿論、全員がボトックスで顔立ちが変わる訳ではありません
その方の表情のクセや、表情時の目の大きさや‥等、適応は勿論ありますので、ボトックスそんな目線でもご相談くださいませ
※誠に勝手ながら8月11日~17日まで夏季休暇を頂きます。ご不便お掛けしますが何卒よろしくお願い致します。
お通いの患者様より頂きました
お心遣いありがとうございます