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新しいECM製剤とTCAピーリング剤(Neofound+PMP)のお話その②
2022-06-18
2022-06-21
皆様こんにちは
前回のブログの続きになります
前回お話した、新しいECM製剤Neofoundと新しいTCAピーリング剤のPMPの症例写真を今日はご紹介していきます
軽く前回のおさらいですが(→しっかり読みたい方コチラ)
ECM製剤とは当院で言うスネコスの様な製剤の事、いわゆる肌育治療です
そしてそれと相性の良いTCAピーリング剤がPMPです
昨今TCAピーリング剤はマッサージピールなどと呼ばれトレンドでしたが刺激感が苦手という方もいらっしゃて、本剤はペパーミントの香りで刺激感抑えめのTCAピーリング剤になっております
というのが前回のおさらいです
症例写真のご紹介は2回にわけてご紹介します
今日はまずは“色味”の改善を認めた例、次回は“肌のハリ・ツヤ・小じわの改善”を認めた例をご紹介していきます
症例1:50代女性、肌色の均一化を狙った赤味茶色味のコントロール
このモデルさんは、長いお付き合いをさせて頂いている方です。初診時は肝斑のコントロール不良で、他院でレーザー治療含め色々とご経験されていましたが改善を認めずいらっしゃいました。再度レーザートーニングで低出力でやり直し、かなり色味の改善は認めましたが、最後赤味とモヤっとした茶色味が残りそこが課題でした。
6年前と現在では、見違えるような肌に変わりましたが、もうひと息色むらを改善させたいと、今回の治療を試してもらいました。この方はNeofound単独治療で行いました。4回治療後です
もう既にして美肌ですので、劇的なBefore&Afterではありませんが
赤味が減って、全体の肌色のトーンが均一化されました
特に目周りは眼窩周囲が白く向けてその周りの赤味&茶色味部分とのコントラストが強かったのですがそこの色むらが大分改善しました
拡大して見てみましょう(スワイプして見てみてください)
赤味の改善と、こめかみや頬外側のモヤモヤした茶色味が改善しました
この方は皮脂の分泌が多く、朝になるとびっしりと皮脂が付着していた様です
こういった方は、その皮脂による慢性的な炎症で肌に赤味を引き起こします
Neofoundの抗酸化作用で皮脂による炎症がコントロールされ赤味が引いたのかと考えられます
ご本人は何と言っても、肌が滑らかになった!という実感が大きく、学生の頃からずっと悩んでいた肌質がこの年で変わるんだって驚きました!と喜んでくださいました
ファンデーションを塗る量も大幅に減った様です
ファンデーションは少ない方が絶対に若々しい肌に見えますので良いスパイラルですよね
このモデルさんは深部の治療も、指示通りにきちっと行ってくださった方なので、最終的な肌育治療で、もうほぼ完成系。パーフェクトです
長年お付き合いさせて頂いていますが、今が一番美しいと思います
因みにこれはまた次の回でお話しますが
いつも出すベクトラ画像で前後を見ると
斜め上方へリフトアップした様な動きも見られました(これは毛穴などある定点を座標軸としてそれがどの方向に何ミリ移動したかを見ている図です)
この効果に関しましては次のブログで後述しますね
次、2例目の方
症例2:20代女性。ニキビと赤味のコントロール目的。過去にフルーツ酸のピーリングの経験はありますが、口周りに繰り返すニキビと全体に赤みが強かった例です。このモデルさんはPMP単独で行いました(ハーフサイドでダーマペン併用とハンドマッサージで行っています)。4回治療後です。
全体に赤味の改善と、それによる肌のトーンのアップ
そして、化膿したニキビやニキビ跡の赤味の改善も認めました
そして毛穴の改善も
毛穴の開きも臨床写真で明らかに改善し、個数にすると100個近く減りました
Neofoundの様なECM系治療は、どちらかと言うとエイジングのサインを伴った方におススメしています
このモデルさんの様に、まだエイジングのサインが顕著ではなく、ニキビや毛穴のコントロールであればPMP単独でも良い結果が得られます
今日はそんなお話でした
次回も症例供覧続きます~
良い週末をお過ごしください
お通いの患者様より頂きました
お心遣い頂きありがとうございます
≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC 院長
下島 久美子
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