「小顔ボトックス注射」before & afterと副作用
2017-07-13
2017-11-11
皆様こんにちは
「小顔ボトックス注射」以前にその適応のお話をしましたが(その時の模様はコチラ)
通称「エラボト」とも呼ばれ、小顔治療では必ず出てくるメジャーな治療です
グッとかみしめた時にモリッと固く張り出す咬筋が目立つ方はいい適応となります
今日は実際にその時にご紹介したモニターさんのbefore & afterと施術レポートです
(モニターさんは当院のスタッフですので、スタッフが書いたブログも併せてご覧くださいコチラ)
まずはモニターさんのbefore写真
見た目にも分かる位もりっと飛び出す立派な咬筋を持っています
実際にその咬筋部分にボトックス注射を行いました
この方で、片方25単位×2(両方で50単位)のボトックス注射を行っています
before & after写真です
まずは、咬筋に力を入れてない安静時
フェイスラインがスッキリしました
どの部分に響いてくるかというと
この赤で囲んだ部分のハリが減ってきます
いわゆる「エラ」と呼ばれる部分ですね
次にモリッとかみしめた時の写真です
噛みしめても、もりっと飛び出さなくなりました
小顔ボトックス注射の効果は、効いてくると要はこの張り出す咬筋の容積分の顔の大きさが小さくなるのです
ので、小顔ボトックス注射で効果が十分に出るかを見極めるなら、この咬筋がどれくらい大きいかどうかによります
とは言え、この咬筋、小さくすることだけを目標にして小さくしすぎると厄介なことも起こります
小さくなりすぎたことで起こりうる嫌な事と言えば
たるみ
と
「ムンクの叫び」のようなおかしなフェイスラインです
因みに何で「たるみ」が出るかと言うと、咬筋小さくなることで今まで咬筋の容積分張っていた皮膚の余りが出るからです
そんなこんなで、小顔のボトックス注射、効きすぎると
顔は小さく痩せて見えるけど、結果的に「美しくありません」
頬がそげすぎたとか、疲れて見えるなどの容貌になってしまいます
手技的には簡単な施術ではありますが、仕上がりのフェイスラインをイメージしながら咬筋のどの部分を委縮させるかをデザインするのが非常に重要だと思います
また、咬筋の上を走る笑筋への影響も考えながら打つとなると、その注射する深さも重要です(つまり、浅いと、表層の笑筋に入り笑いづらくなるなど・・・)
私がボトックス注射を行い始めたころは、簡易な手技と安易に考えていましたがやればやるほど奥が深いなと思うようになりました
先に述べた、たるみを考慮すると打つ単位数も年齢層によって変えなければいけません
通常の単位数はある程度決まっていますが、咬筋の大きさ、事前のたるみ具合によってこちらで調節していきます
一回ですべての量を投与するか、または2回にわけて投与するかなどは個人によってそれぞれ変えています
メジャーな治療ではありますが、そんなこだわりを持って臨みましょう~