実際の治療(肌育編)
前回はカウンセリングでお悩みをお伺いして、治療方針を決定しました。
当院での肌育治療にはいくつかのラインナップがあり、改善したい部分やお肌状態、来院可能な頻度などに応じて患者様と相談しながら製剤を決定します。
今回は使用する製剤の選択から実際の注入の様子、ダウンタイムについてお伝えしていきます。
注射の痛みが少し心配です…結構痛いですか?
麻酔クリームによって針が皮膚を貫くときの痛みはだいぶ軽減できると思います。
また使用する針は、当院に置いてある針の中でも一番細い髪の毛ほどの太さの針(ピンクの印)です。
(一番左が毛髪です)
お痛みが心配な方は麻酔時間を長めに調整したり、施術の際には冷やしたり、振動によって痛みを緩和するブルブルペンを使用することで可能な限りお痛みを和らげる対策をとっておりますのでご安心くださいね。
なるほど、いろいろと工夫して下さっているんですね!
少しホッとしました。
さて、20分経ちましたので麻酔クリームを落として診察室へご案内いたします。
カウンセリングでもお悩みの部分はお伺いしましたが、施術前にお鏡を見ながらもう一度注入箇所を一緒に確認していきましょう。
モデルさんの気になっている額、目周り、頬周り、このあたりに注入をしていきますね。
他に気になる所はないですか?
はい、こちらの箇所でよろしくお願いします!
それでは注入をしていきましょう。
額からはじめるので、お痛みが強い際は遠慮なくお声がけくださいね。
(👇施術はこのような感じでおこなっています)
針でちくっと刺されるときよりもお薬が入っていくときが少し痛みますが、このまま頑張れそうです!
さて、すべての箇所への注入が終わりました。
注入後は軽度の赤みと虫刺されのようなぽこっとした膨疹ができますが、1~2時間で消失します。
翌日にはほとんど目立たない状態になります。
部分的に小さな斑点状の内出血が生じることもありますが、1週間程度で自然に消えます。
注入箇所が多いので心配でしたが、麻酔を長めで冷やしながら行うとだいぶ痛みは軽減できました。
他に何か注意点はありますか?
施術当日は日焼け止めやメイクは控えていただきますが、明日からは可能です。
1週間から10日に1回の間隔で4回の施術が1クールですので、残りあと3回頑張っていきましょうね~!
さて、次回はいよいよ気になる経過のご紹介!決して派手な変化ではないですが、なんかイイ♪そんな嬉しい変化をご覧いただきますね。
※別途初診料・再診料、麻酔代が必要となります。
山岡悠飛(やまおか ゆうひ)先生
医師。大分大学医学部卒業後、横浜市立大学附属病院皮膚科入局。都内、横浜市内皮膚科美容皮膚科を経て、令和4年KUMIKO CLINIC(クミコクリニック)に勤務。
カウンセリング終了後は決定した治療の同意書をいただき、治療経過の記録のためのお写真を撮影します。
その後注入部位に麻酔クリームを塗布し、20分ほどお待ちいただきます。個室でお待ちいただきますので、ゆっくりとご自由に過ごしていただけます。