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STAFF BLOG

【Dr.Mayuko blog】たるみにはヒアルロン酸治療?

2022-10-01

“若くなろうと必死になること程、女性を老けさせるものはない”

かの有名なココ・シャネルの言葉です。

 

挨拶もそぞろにいきなり始まりましたが、皆さんこんにちは、橋本です🙂

ところでこの考え、初めて目にした時は

そうは言っても若さをキープするのに必死なんだよ

と思ってましたが、今はとっても共感しています

 

美容医療を行う上で私が意識していることは、美容医療はその方が今持つ美しさや長所を活かすものであり、全く別の誰かにしたり、何十年も過去の自分に引き戻すためのものではないということです。

 

ナチュラルな美しさを引き出し引き立てるような仕上がりを目指して日々治療をしています

 

今回なぜ始まりからこんなに語り出しているかと言いますと、決して秋の夜長にお酒を飲みながらアンニュイな気持ちで書いているわけではありません🙅‍♀️

 

今回のテーマがヒアルロン酸治療についてだからです

 

だから?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

 

ヒアルロン酸治療で大切なことは「やりすぎないこと」ですネットでヒアルロン酸を検索すると、驚くほどたくさんの入れすぎ、やりすぎ、失敗などという言葉が並んでいます。

そういう印象になるのは、やはり入れる場所と量の問題かと思います⚠️

 

じゃあ、どこにどう入れたらいいのか、そもそもヒアルロン酸で何が変わるのか、

その辺のことについても今回お話ししていこうと思います

 

まず、ヒアルロン酸治療はたるみの改善や成形を目的としています。

クミコクリニックにいらっしゃる患者様は、たるみを主訴にヒアルロン酸をされる方がほとんどです。

では、たるみはなぜ起こるのか

 

たるみの原因としては①骨萎縮 ②皮下脂肪の減少 ③支持靭帯の緩み ④筋肉 ⑤皮膚 が主な原因としてあげられます。

それぞれについてもう少し詳しくお話ししていきます⬇️

 

①骨萎縮

                      

顔の骨は加齢とともにこのように👆骨吸収され変形します。

骨の変形は外観に影響し凸凹したラインになったり平坦な顔になったりしますが、大体はヒアルロン酸で補うことができます💉

では脂肪の減少はどうでしょうか❓

 

②皮下脂肪の減少

 

皮下脂肪も若い頃(左半顔)と比べると、加齢とともにこの右顔の様に減少します

脂肪が減少すると皮膚が余りたるみます。特に深部の脂肪が減少するとその上の脂肪も支えがなくなり更にたるみの原因となります。

これもヒアルロン酸で減った脂肪を補う様にボリュームを出すことで改善します🙆‍♀️

 

ヒアルロン酸、順調な滑り出しですね❗️

では次の靭帯はさすがに難しいのでしょうか❓

 

③支持靭帯の緩み

支持靭帯(retaining ligament)は骨から真皮までを貫き軟部組織を固定しています。

                   

 

この靭帯が緩むとたるみの原因になります。

靭帯とたるみの関係がいまいちピンとこないと思いますので、相関関係を図にしてみました。

手作り感満載ですがご覧ください

                                       

 

靭帯は家の柱の様なものですので、頑丈な家を建てるためにはしっかりした柱にする必要があります。

ここでもヒアルロン酸の出番です。骨膜状の靭帯の根っこの部分にヒアルロン酸を置くことで土台がしっかりします

 

ヒアルロン酸すごいですね。万能ですね

では次、筋肉はどうでしょう❓

 

④筋肉

表情筋は加齢ともに菲薄化し筋力も低下してきますので、これもたるみの原因となります。

最近では、表情を作った時の筋肉の動きをみてヒアルロン酸を入れていく方法も増えてきており、これにより筋肉の動きをサポートしてくれます💪

 

ここまでくるとヒアルロン酸にできないことなどないのではと思えてしまいますが、

では最後、皮膚についてはどうでしょうか❓

 

⑤皮膚

加齢により皮膚はハリがなくなってきます。皮膚のたるみがしっかりある方の場合はヒアルロン酸を入れすぎるとパンパンになってしまうため、入れすぎには注意が必要となります⚠️

 

ここまで順調に力を発揮していたヒアルロン酸にもどうやら限界が見えてきました。

ヒアルロン酸でできること、できないことがあります。

 

やはり皮膚の弾力、ハリを出すには真皮のリモデリングと言ってコラーゲンを増やしたりといった治療が必要になってきます

 

先日、当院に以前から通院いただいている患者様で肌育治療としてプロファイロの注入をされた方が、たるみやコケ感が改善したとおっしゃっていました。

 

本来、肌育治療は肌質を改善するものであり、たるみやボリュームに対してはそこまで劇的な変化はありません。

 

その患者様は今までこのたるみの原因①〜④を定期的に治療されていいたため、あともう一歩気になる所をプロファイロで後押し、①〜⑤までのたるみの原因全てをカバーした結果、とても良い効果が出ました

 

単にたるみと言っても原因は様々ですので実際にお顔を拝見してから原因をカバーするように治療をしていきます。

 

ここまでつらつらとたるみの原因について書いてきましたが、実際はヒアルロン酸治療でどのように変わるのでしょうか❓

症例をお見せしながらその辺りをじっくり説明していこうと思います

 

が、それはまた別のお話

 

次回はヒアルロン酸を注入した患者様の症例を解説しながらヒアルロン酸の実力をお見せします

それまで皆さん、たるみの原因、忘れないでくださいね

 

 

≪ブログ監修≫

KUMIKO CLINIC

医師 橋本繭子
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