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【Dr. Mayuko blog】ヒアルロン酸でこめかみ凹み改善
2024-07-24
こんにちは、橋本です
梅雨が明けて本格的な夏がやってきました
今日は土用の丑の日!皆さんは鰻食べましたか?
鰻と言うと思い出すのが子供の頃のとある夏の日、実家の窓から外を見ていると家の前に1匹の猫が現れて何かを置いていきました。
外に出て見にいくと、何と鰻の白焼きが😵しかも食べもせずに運んだだけで放置。
母曰く、前にもあったと。
どこから?なぜ?と思いながらも、片付ける母の隣で「蒲焼きの方が良かったね」と呟いていました。
その数日後、今度は家の前に鰻の蒲焼きが置かれているのを発見。
私の思いが通じたのか今度は蒲焼きにして運んでくれましたが、猫が咥えておもむろに道端に置いていった鰻は流石に食べれないのが悔しいところ。
今回も片付ける母の隣で「鰻より穴子の方が好きなんだけど」とちょっと次を期待して呟いてみました。
がしかし、その後鰻のお供えは途絶え、やはり欲を出したが故にもうお供えが止まったのかと若干ショックを受けていました。
うちの近所に鰻屋があるわけでもなく、そんなに鰻を焼きまくっているお家があるとも思えませんが、なぜ毎回我が家の前に置いていったのかいまだに謎のまま。
皆さんも落ちている鰻ではなく、ちゃんと調理された鰻を食べて暑い夏を元気に乗り越えましょう💨
と、前置きの方が長くなりそうなので、このあたりで本題へ。
今回はこめかみのヒアルロン酸治療についてお話しします。
年齢と共に骨や脂肪が痩せてくるとこめかみがペッコリと凹み、そして頬コケが進んで顔がひょうたん型になってきます。
フェイスラインのたるみを気にされる方は多いのですが、意外とこめかみは盲点。
こめかみのへこみをヒアルロン酸でボリュームを出して改善すると綺麗な卵形に近づきます。
こめかみの注入範囲としては、ざっくり言うと凹んでいるところですが、大体エリアとしてはこのあたり⬇️
こめかみのヒアルロン酸注入は、なんとなく他の部位に比べて簡単そうに見えますが、実は解剖が複雑で血管も多く難しいエリア☝🏻
こめかみには皮膚から骨までなんと11層(諸説あり)あります😳その中から安全かつ効果的に注入できる層にピンポイントで注入しなくてはいけません。1層違うだけで血管内に注入するリスクが高くなったり、効果がで出にくかったりします。
こちらは私のこめかみのエコー写真です。1年半ほど前にヒアルロン酸を入れましたが、最適な層に注入されているた
め他の部位に移動することもなく残っています。黒く写っているのがヒアルロン酸で、第4層の浅側頭筋膜と深側頭筋膜の間に入っています。今はヒアルロン酸が入っているのでスペースがしっかりあるように見えますが、実際はもっと筋膜同士がペタッとくっついてしっかりとした空間がもともとあるわけではありません。
この層を狙ってヒアルロン酸を入れていくには、カニューレと言ってヒアルロン酸注入時に使う長い鈍針の使い方に慣れていることと、解剖がしっかりと頭に入っていないと的確な注入が難しくなります。
こめかみが痩せると↓この水色のラインがはっきりとして骨張った印象になります。
こめかみにヒアルロン酸を注入した症例がこちら💁🏻♀️
注入前は先ほどの水色のラインがはっきりとしていて、こめかみの凹みが目立っていました。
注入後はボリュームが出て骨張った印象はなく、輪郭も丸みが出て全体として卵形になってきます。
こめかみが痩せると輪郭がゴツゴツするだけでなく、目尻が下がったり上眼瞼が下がったりと目周りのたるみの原因にもなるため、ヒアルロン酸でこめかみのボリュームアップをすることでたるみ改善にも繋がります。
前回のブログでは額のヒアルロン酸で輪郭を整えるお話をしましたが、前回に引き続き今回はこめかみの輪郭形成のお話でした。
クマ、ほうれい線、口横のたるみなどを気にさせる方は多いですが、上顔面のエイジング変化も見過ごせない変化です。
ご自身の上顔面、ぜひチェックしてみてください