【Dr. Mayuko blog】大切な皆さまへ ー退職のご挨拶ー
2025-12-20
「いつかこんなクリニックで働きたいな」
初めてクミコクリニックに足を運んだのは、患者としてでした。
その時のドクターやスタッフの方々の対応やクリニックの雰囲気が素晴らしく、そんな思いを抱いたのが昨日のことのように感じます。
その後クリニックのドクター募集を見てすぐに応募し、縁あって今に至りますが
医師としての視点と患者としての視点はまた違うことも多く、勤務することになった後も患者として来院した時のあの気持ちを皆さんに感じていただけるように心がけてきたつもりです。
美容医療に関わるようになり、さらなるステップアップをと思い下島院長のもとで3年半色んなことを学ばせていただきました。ここで過ごした日々の中で悩んだり悔しかったり嬉しかったり楽しかったりした事は、言葉で書くよりも遥かに重く貴重な経験となり、また一つ私の大切なものが増えることとなりました。ここでの日々が、想像もしなかった場所へと続いて行くことに今でも不思議な気持ちでいます。
どんな言葉で今の気持ちを綴れば良いのか、まだまだ実感がわかず正直わかりません。
日比谷から白金台への移転、10周年記念、そんな大事な瞬間にクミクリファミリーとして関われた事をありがたく思うのと同時に、今後も続いていくクミクリの未来に自分がいないことが悲しくもあります。
こうやって思い返せばまだまだここでやりたいことがたくさんあって、後ろ髪引かれる思いしかありませんが、私のわがままに嫌な顔せず快く背中を押してくださった下島院長には私が思いつく全ての感謝の言葉を伝えても足りない程です。
そして何よりも、患者さんあってのクリニックですので、お通いいただいたすべての患者様に本来ならば一人一人ご挨拶をしたいところではありますが、残念ながら直接お伝えできなかった方もいらっしゃいますので、こちらでご挨拶をさせていただきます。
至らないところもあったかと思いますが、信じてお任せくださった事が嬉しく、少しでも皆様のお気持ちが明るくなるお手伝いができていたなら幸いです。
下島先生、山岡先生、後任医師にしっかりと引き継ぎを行なっておりますので、今後も安心してクミコクリニックにご来院ください。
患者様への治療を行なうにつれてこの仕事がさらに好きになり、もっともっと知識と経験を身につけていきたいと思うようになりました。
今後はステージをアメリカへ移し、別の角度から日本の美容医療を見るとともに、私にできることや学べることを貪欲に探してみようと思っています。
語り出したら終わりが見えなくなりそうなので、そろそろ締めなければいけませんが
最後に、
その背中でものを語り、男気をたんまりと見せていただいた下島院長。
この3年半で盗んだ技術や考え方、患者さんへの気遣いなど山ほどありますが、一括返済はできませんので、今後少しずつ何らかの形でお返しできるように頑張ります!
ずっと追い続けてきたその背中はいつまで経っても遠いままですが、いつの日か背後に気配を感じるぐらいまで距離を縮められることを目標にしたいと思います。
いつも優しい山岡先生。
迷惑かもしれませんが、私は勝手に先生のことを同志だと思っています。
今まで色んなことを一緒に悩み考えてもらいました。そして、顔のメンテナンスを先生にお願いしていましたが、毎度めんどくさい注文に的確に応えていただいたおかげでハッピーライフを送ってこられました。先生ならば間違いないと思っていますので、今後もめんどくさいことを言いに帰ってきます。その際はどうぞよろしくお願いいたします。
ずっと支えてくれたスタッフのみんな。
日々の治療が円滑に行えていたのは皆さんが私の知らないところでも一生懸命サポートしてくれていたおかげです。患者さんのために最善を尽くすという想いに、チームとしてみんなで戦ってこれたことが私の誇りです。毎日、くだらない世間話に付き合ってくれてありがとうございます。時々右から左に聞き流されている事に気づいてはいましたが、喋り続けてごめんなさい。おかげで毎日楽しく仕事ができました。
スタッフの楽しい明るい気持ちは患者さんにも伝わります。これからもチームクミクリとしてたくさんの方々を幸せにしていってください。
お通いいただいた患者様、チームクミクリの皆様、今まで本当に本当にありがとうございました。
またどこかでお会いできることを願いながら…
2025年12月20日
橋本 繭子




