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【Dr. Mayuko blog】シワだけじゃないボトックス治療💉
2022-12-10
皆さんこんにちは、橋本です
世の中は師走真っ只中。世界中のサンタが一大イベントに向けてソワソワし始め、
街中のイルミネーションに今年ももう終わるぞ!と急かされている気持ちになります
クリニックの前もキラッキラで、そこを歩くだけで女子力が上がると思っている私は
しつこくイルミネーションの前を通り、全身にキラキラを浴びて
枯れゆく女子力をチャージしています
浅草寺で体中にお線香の煙を浴びている方達もこんな気持ちなのでしょうか。
そんなたった数ポイント程の女子力アップで喜んでいるのですが、それよりももっと確実な方法があります。
そう、ボトックス!
若干の無理矢理感は否めませんが、どうぞ今回もお付き合いください
前回、表情筋へのボトックス治療についてお話ししましたが、今日はその他のボトックス効果についてお話しします。
前回のブログもよろしければご覧ください
https://kumiko.clinic/?post_type=staff_blog&p=14175&preview=true
前回はボトックスの主な効果3つのうちの1つ目、表情ジワの改善についてでしたが、残り2つ覚えていただけてますでしょうか?
1.表情ジワの改善
2.肥大・過緊張した筋肉の萎縮
3.多汗症治療
この3つですね
今日は2、3について説明していきます。
まず、肥大・過緊張した筋肉の萎縮について
咬筋
食いしばりや歯ぎしりをする癖のある方は咬筋が肥大しエラが張ってきます。
小顔目的で行うこともありますが、咬筋のボリュームがある方がボトックス治療によってボリュームを無くすと口周りにたるみが出たり、頬骨が張ってる方は頬がこけて見えることがあります。
実際の症例です⬇️
エラのハリが取れて輪郭がスッキリし小顔になりました。
たるみの気になる方や頬のコケが気になる方は打つ場所や量の調整で防げることもありますので、診察の際にその辺りはしっかり見極めています。
口角
口角が下がっていると不機嫌そうに見えたり困った顔に見えてしまいます。
口の周りにはたくさんの筋肉があり、口角を下げる原因となっている筋肉は1つではないことが多いですが、主な原因としては口角下制筋です。
前回もお見せした筋肉の図ですが
口唇より上は主に挙上筋と言って上に引っ張る筋肉
口唇より下は主に下制筋と言って下に引っ張る筋肉
この両方から引っ張る筋肉のバランスで口角の位置は決まってきますが、
年齢と共に下に引っ張る力が強くなってきます。
下に引っ張られることで口角が下がるので、この引っ張る力をボトックスを使って緩めます。
口角が上がると自然に笑顔になるので積極的に治療したい部位ですね。
口角を下げる筋肉は1つではないとお話ししましたが、その他の筋肉として広頚筋があります。次は広頚筋についてです。
マイクロボトックス
ボトックスを少量ずつ浅い層に注入する方法です。
毛穴を小さくし、皮膚を引き締め、皮脂を減らす効果があります。
特に効果的なのが、下顔面を下に引っ張る筋肉の一つである広頚筋への注入です。
広頚筋をリラックスさせることでフェイスラインが引き上がり、リフトアップ効果もあります。
口をイーとした時に首に筋が出る方はここにもボトックスを打つことで筋張った首が滑らかになります。
症例写真です⬇️
フェイスラインが引き締まり、全体的にキュッとした顔になります。
首の筋(バンド)も改善しスッキリとしています。
さてさて、今までお顔へのボトックス効果についてお話ししてきましたが、
体にももちろん効果があります。
順番に見てみましょう。
肩
パソコンや家事、スポーツなどによって肩の筋肉が張り、肩こりの原因になったり首が短く見えてしまうことがあります。
首から背中にかけての筋肉である広頚筋にボトックスを打つことで、このような症状が改善します。
特に、ウェディング前の方で肩の出るドレスを着る肩は首が長く見え、鎖骨、肩のラインがとても綺麗になるのでおすすめです。
ふくらはぎ
ヒールを履くことの多い方やスポーツをされていた方などはふくらはぎの筋肉が張っている方が多いかと思います。
体の筋肉は一度にしっかり治療してしまうと日常生活に不便が生じることがありますので無理はせず少しずつ治療していく方がちょうど良く着地することがあります。
ふくらはぎのボトックスについては山岡先生が詳しく説明してくださってますので、ぜひそちらもご覧ください。
これらの肥大した筋肉を萎縮させるためには、3〜6ヶ月おきに2〜3回繰り返すと戻りにくくなります。
さて、いよいよ最後の項目です。
最後は多汗症治療です。
多汗症治療
多汗症治療の部位として一番多いのはワキです。
季節を問わずワキ汗に悩んでいる方はいらっしゃいますが、特に夏は多くの方が気になるところかと思います。
ボトックスは筋肉同様、汗腺にも働きます。
汗腺にはエクリン腺と言って主に汗を分泌する腺と、アポクリン腺と言って臭いに関係する腺の2種類があります。
このうち、ボトックスが働くのはエクリン腺です。
アポクリン腺に直接的に作用することはないのですが、腋臭症の方の臭いはアポクリン腺からの分泌物とタンパク質が混ざり、さらに汗と混ざることで増悪するため汗を抑えることで臭いを軽減することができます。
ワキボトックスの効果は6か月ほど持続しますので春頃に一度行うと夏の間は快適に過ごせます
ということで、ボトックスについて2回にわたってお話ししてきましたが、ボトックス治療についてなんとなくイメージしていただけたでしょうか?
ザッと説明したので、細かい適応や注入量などについてはやお伝えできませんでしたが、
その辺は実際にカウンセリングでじっくりお話しさせていただきます
ボトックス治療をして帰りにイルミネーションを見て、ぜひキラキラな新年をお迎えください
≪ブログ監修≫
KUMIKO CLINIC
医師 橋本繭子
>プロフィール
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