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【Dr.Ruriko blog】額、ボトックスでいくか ヒアルロン酸でいくか ②
2021-07-01
2021-07-03
こんにちは前回の続き 今回は額へのヒアルロン酸について
こちらのブログ内では何度もお伝えしておりますが、Aging とともに 顔の骨もやせる ということ
カウンセリングなどで この事実をお伝えしたときに驚かれる頻度 けっこう高いです。
上の図 で示すように
こめかみ 額 あたりの 骨のボリュームが減っていくので (さらには後ろに傾くように後退します)(あ、そして脂肪も萎縮しますので) 上顔面は基本的にAging とともに痩せこけてくるケースが多いです。
額のカタチは多少流行がありますが、少し前は まるっとしている額が大ブームでしたね
額への注入はとにかく入れたいだけ入れれば いいというわけでもなく
冷静に全体のバランスをみて 額のボリュームも仕上げないと 気づいたときには妙にアンバランスなものが出来あがっている可能性も。。。
さらには
最初の図でも示されるように、目の周りの空洞(眼窩)もひろがってきますので、それに対しておでこだけどーんとあると
なんとなく眼が埋もれるような印象にもなってしまいます。
ヒアルロン酸の技術セミナーなどでよく言われることですが、お顔の基礎、土台となるのは中顔面です。
顔全体に萎縮が見られる場合は 理想的には まず中顔面の補正から着手。
その方が全体の仕上がりが綺麗にいくことが多いです。
おっと 話の筋が大きくそれました
今回は 「額へのヒアルロン酸について」なので 順序はひとまず置いておいて
こめかみ部も含めるかは ケースバイケースで要検討ですが、この症例は こめかみと額に注入しています。
ボトックスで少し瞼が落ちやすいとのこと
ごつごつした感じがなくなり 下からヒアルロン酸でぐぐっと皮膚を持ち上げる分 ピンとのびた感じがでましたね
額に 2本弱、こめかみには両サイドあわせて 1本弱 使用しています。
そして本症例、注目すべきはこちら
表情をつくったときのシワも 寄りにくくなっているということです。
注入したヒアルロン酸が、額のシワを作り出す前頭筋の動きを少しブロックする働きをしてくれています。
額への注入量については もちろん前の状態にもよりますが、2本前後でマイマスからフラットに そこから膨らみを出す場合は それ以上使用 という感覚です。
できれば、まずは凹んでいる部分をフラットにさせ、1-2週間経過をみて(注入直後と若干雰囲気が変わります。よくお伝えするヒアルロン酸の吸水性の面からも、馴染みの面からも。)細かな修正点 もしくはさらに凸をご希望であれば 2回目の注入
といった具合に2段階に分けることをおすすめします。
急激な変化はご自身の目も慣れないので、違和感につながりかねず、マイナスの印象を伴うと ただただ悲しい。。。
患者様方には いつも 美容医療を受けた後の自分が好きでいてほしいのです
美容医療を 嫌いになってほしくない
美容医療を 好きでいてほしい
常に そんな思いです
では