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【Dr.Ruriko blog】エイジング解説 ④骨編 と 誕生日でした
2021-10-21
こんにちは
各層ごとにエイジングについて解説しております。
今回は 一番深いところ の「骨」編です。
カウンセリングで お伝えしたときに「へぇ~」をいただく率が高めなトリビア的(古)知識
「顔の骨もエイジングで痩せていきます」
内科診療などでは 加齢とともに 骨粗しょう症のリスクなど ごく普通にお話ししていましたが
実は私自身も 美容医療に携わるまで 「顔の骨がやせていく」ことに、あまり着目することはなかったです
加齢とともに 全体的に小さくなるのに加えて
特に萎縮しやすい部位があります。
おでこ、眼窩(眼球が入っている穴)、梨状口(鼻の部分の穴)、頬骨の前、あご、、、、このあたりが特にやせてくるところです。
元々の骨格にはやはり 個人差、人種差があります。そして 萎縮の仕方にも同様に個人差、人種差があるといわれていて、
アジア人はもともと顎が小さめな方が多く、さらに頬骨の前と顎の萎縮が早いと言われています。
世の中にたるみに対する治療、アプローチ法はいろいろありますが、結局のところ土台(骨)が減って 覆いかぶさっている皮膚、組織がだるんとおちている状態であれば、その土台を補填してあげることは 必須 かつ効率的なアプローチ法です。
その役割を果たしてくれるのが、「ヒアルロン酸」です。
例えばこめかみが痩せると、一気にごつごつ感がでて、疲れこけた印象になります。
ヒアルロン酸1本 をこめかみに注入した症例です。
目隠しモニターさんのため、お見せできないのが残念ですが、こめかみの痩せを補うことで、皮膚がピンとはり、目の開きが改善する効果もあります。
上図のピンク部分にあるしっかりとした靭帯の足場がなくなってしまうので、影響大。
フェイスライン全体の崩れにつながります。
こめかみの靭帯は、顔の外側にあるimmobile areaを支える重要な役割をしていますので、痩せを補うだけでなく、靭帯を補強するという面で中顔面から下顔面にかけてもリフトアップ効果を得られます。
下顎のラインの重要性は 気づいていない人も多いですが、
補正することでフェイスライン たるみの改善にもつながりますし、斜めや横から見たときの印象が変わって 美人度があがります。
この症例の方は20代とまだお若いですが、骨格的にもともと顎が小さめの方は Aging とともに どんどん進行する一方ということを踏まえると、早めに少し補填しておいてあげて悪くないです。
次の症例は、前半で述べたような 骨の痩せの補充をヒアルロン酸で行い たるみ改善をした 30代女性
顔のした半分のたるみが数年前から気になるとのことでした。
(この症例のafter は直後です)
丸で囲った部分に 骨の痩せを補填するように、靭帯を補強するように、ヒアルロン酸を注入しています。
ヒアルロン酸注入は初めてとのことでしたが、顔全体がすっきりし、気になっていたたるみが解消されたとよろこんでくださいました。
たるみの原因、一番深い層の骨の変化から生じていること、ヒアルロン酸で土台を補うことでたるみの治療になること。伝わりましたでしょうか。
骨の痩せもたるみの原因です。
大事なことなので2回言いました
さて、そんなこんなで 層別にお伝えしてきました、エイジング解説。
次回は 「まとめ」にしようかな
しつこいかないらないかな
数日悩んでみます。
そして 最後におまけネタ。
私事で恐縮ですが、今月は誕生月
時間のとれる週末に 家族でお食事しましたが、その日の写真
まさかの
ノースリーブ上着なし! 笑
間違いなく今月の写真ですが この日は とっっっても暑かったんです
「誕生日の時期ノースリーブって今までの人生ではなかなかなかったよね、、、」なんて 気候変動を肌で感じながら。。
週半ばの平日だった誕生日当日は 普段と何も変わらない1日
朝から全集中で 注入、照射を行い、リアルダッシュで 息子をピックアップ
からの 体操教室
2人でヘロヘロになりながら 娘をピックアップ
どたばたと3人で就寝
主人(実は夫婦で同じ誕生日)は 仕事で1日不在
まぁそんなこんなの毎日ですが、夫婦で仕事を頑張って、家族みんなが健康に平和で過ごせる1日がどれだけありがたいことか。
有り難いことにクリニックでもお祝いしていただき 大好きな シャインマスカット
美味しくいただきました
激しい寒暖差、皆様くれぐれも体調くずされませぬようご自愛くださいませ
KUMIKO CLINIC 医師
鈴木 るり子
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