1. 治療プランを細かく解説(しみ・くすみ編)
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Vol.02
「しみ・しわ・たるみ」を解消して目指せ「-5歳」

治療プランを細かく解説(しみ・くすみ編)

2020.3.10

前回初めてカウンセリングをし、お顔の状態をじっくりと拝見しました。その内容を図説で詳しく解説、治療プランを決定していきます。

前回のカウンセリングでモデルさんのお悩みの部分を伺いつつ、それ以外にも美容医療に対する考え方や生活スタイルを伺いました。その辺を併せて治療プランを立てましたので、今回はその解説をしていきます。まずは「シミ・くすみ」編です

前回のカウンセリングのおさらいから

N様の最初の一番の訴えは目の下のたるみ(目の下のふくらみ)。この部分の治療は、ヒアルロン酸注射が適応となってきます。しかしN様は注射系治療には”まだハードルを感じている”という事でしたので、3つ目に気になる、しみくすみ治療から開始していく方針としました。こういったスキンケアの治療は美容医療に慣れていない方でも入りやすく、失敗も起こりにくい治療です。また美肌作りは今後しわ・たるみ治療をする上でもその仕上がりを高めます。部屋の壁に素敵な絵画を飾ってもその壁紙が汚れていては台無しですよね。それと同じです。美肌作りは一日では完成しません。コツコツと作り上げていくベースとなる作業ですから早めに着手するのがオススメです。

まずは「シミ」「くすみ」の状態をチェック

まずは、肌を正面、側面からじっくり観察

細かなシミが全体的に散らばっているのと、頬全体のくすみが気になります。詳しく見ていくと

鼻根部から頬にかけてちらばっている3ミリ以下の細かなシミはそばかす、左右非対称にあるシミは老人性色素斑、頬全体のくすみの原因にはモヤッとした肝斑があります。この様に一人の方のお顔の上に複数の病変が同時に存在するパターンがほとんどです。皆様。「シミ」と一口に仰いますが、それ自体もできている原因も様々です。

シミ・くすみ、どの手で治療していくか!?

では、この方の様に複数の「シミ」が混在する場合どのように治療方針を立てていきましょう?それぞれに合った治療法を組み合わせて行うのがベストではありますが、初めてのクリニックで最初からあれやこれや色々な治療を提案されるのはプレッシャーですよね(私ならそうかなと笑)

治療プランは医師によって異なりますが、私自身は、まずはその方のお顔の中で一番の問題点に照準を絞って治療プランを立てます。❝これを無くしたらだいぶ印象変わるな❞という部分からまずは着手。この方の場合、まず目についたのは、お顔全体に散らばる細かなそばかすです。このそばかすを無くすだけでもだいぶお顔の印象は変わりますのでまずはそこから無くしていきます。

フォトフェイシャルM22で分かりやすい効果&美肌効果を実感

お顔全体に散らばった細かなシミにはフォトフェイシャルM22が効果的です。一か月おきに5回位照射していきます。同時に肌のツヤやハリ、毛穴の縮小といった美肌効果も得られるのもM22の魅力です。やってることで”肌が綺麗になる”自覚が分かりやすく得られる治療です。

 

表面の目立つ「シミ」を落として最後はモヤッと肝斑のコントロールを

フォトフェイシャルM22を照射する上で、気にしなければいけなのは肝斑の存在です。肝斑は非常にデリケートなシミで照射法によっては悪化する場合もあります。フォトフェイシャルM22でも使用する波長、出力によっては悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。最終的にシミ治療を選択する際、私は肝斑の程度によって治療法を決めていきます(←この辺の考えは医師によって様々です)フォトフェイシャルM22を照射中、もし肝斑が増悪した場合はその時点でレーザートーニングへ変更する場合もあります。また部分的に組み合わせる場合もあります。

「シミは生き物」常に変化していますので手を変え品を変え挑んでいきます。

初心者さんはまずは❝安心できる治療❞から!

不思議なようですが、心理的な不安が強い方には良い結果も伴なわない気がしています。その不安を払拭するには❝分かりやすい確実な効果を実感できるか❞かと思います。まずはそういった安心できる治療から入っていくのがオススメです。

下島 久美子(しもじま くみこ)先生

医師。金沢医科大卒業後、杏林大学第一内科に入局。都立広尾病院、美容系クリニック等を経て、2014年東京・日比谷にKUMIKO CLINIC(クミコクリニック)を開設。痩身治療をメインに美容皮膚科メニューを幅広く扱う。