1. 治療プランを細かく説明(しわ・たるみ編①)
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Vol.03
「しみ・しわ・たるみ」を解消して目指せ「-5歳」

治療プランを細かく説明(しわ・たるみ編①)

2020.4.4

前回は「しみ・くすみ」に対する治療プランを細かく解説しました。今回は「しわ・たるみ」について解説していきます!

お顔全体を美しく仕上げていくには、「美肌」と「形」両方からアプローチしていきます。❝たるみ❞はお顔のアウトラインを崩し、❝しわ・溝❞は影をつくります。しわ・たるみ治療はそういった形態を整える造形作業でもあります。そしてそのキャンパスとなる肌が美しく整う事でよりその形態が引き立ちます。「美しい顔」を仕上げるには美肌治療も、しわ・たるみ治療もどちらも必要不可欠です。

たるみ・しわ・溝はファンデーションでは隠れません

N様がカウンセリングの際に真っ先に気になると仰ったのは、目の下のたるみ、くぼみです。たるみ=凸、くぼみ=凹みです。こういった形の変化はファンデーションでは隠せません。目元の悩みで最も多い訴えが❝クマ❞ですが、クマは色々な原因から成ります。①血流が悪くてできる(うっ血)②肝斑やシミ、色素沈着が調度目元にある③凹み大きく分けてこの3つです。クリニックで治療しなければ治らないのは②や③。ファンデーションで隠せるのは①と②。つまり自力ではどうにもならないのが③です。③の状態の方は結構多く存在し、美容外科の脱脂手術(目の下の脂肪取り)やヒアルロン酸注入の良い適応となります。

N様の気にしている❝クマ❞そしてご本人も気づいていないエイジングのサインを徹底解説!

まずはお顔全体をみていきましょう

元々ホリの深い綺麗なお顔立ちです。では私から見て気になる部分をマーキングみましょう

①目の下のたるみと影②薄く入るほうれい線③フェイスラインのもたつき④こめかみの凹み⑤眉間のシワざっとみて気になるのはこの辺りでしょうか。違う言い方をすると、この所見は全て改善できます。

N様のクマの原因は目周りの痩せとたるみ

①目の下のたるみと影

目の下のクマといって気にされるのは黄色で囲んである影の部分です。この部分は凹みです。眼窩頬溝といって加齢により凹んでくる部分です。その原因は、眼窩骨(目周りの骨)が年齢と共に萎縮(痩せ)て後退(奥に引っ込む)してくるから見た目としては凹みます。そしてその上の白い○の部分、ここは対照的に凸の部分です。眼窩下脂肪(目の下の脂肪)が年と共に緩み重力で下がり突出してきます。つまりこのエリアは凹みと凸が隣り合わせに存在しますのでどちらも強調されエイジングのサインが目立ってきます。

この場合の目周りに対する治療法は・・・?

この場合の治療法は、膨らんだ脂肪を取る→その下の凹みを埋めるこの2本立ての治療になります。脂肪を取る施術は手術になります。脱脂術といって、いわゆる「目の下の脂肪取り」と呼ばれるものですね。そして影になる部分に対しては、その凹みを埋めるように注入を行います。その際に使用する製剤は色々です。当院ではヒアルロン酸を使用しますが、そこは施設によって異なります。さて、ここで問題が‥当院ではメスを使った治療は行っておりません。となると冒頭で提案した脱脂術は当院では行っておりませんので、凹みを埋める治療が主体になります。目の下の脂肪の膨らみが強い方はが目の下の脂肪を取らずにどこまで改善できるかは、正直難しいところですが、ご本人も、いきなり手術はちょっとと抵抗があると仰っていましたので、そこはメスを使わず、ご本人の意思にも合わせつてHIFUやヒアルロン酸注入を組み合わせながら治療していこうと考えています。

さてさて、しわ・たるみ編、まだまだ続きますが長くなってきましたので、今回はまず「目の下のたるみと影」について解説しました。②~⑤に関しては次号で解説していきます!

下島久美子 (しもじま くみこ)先生

医師。金沢医科大卒業後、杏林大学第一内科に入局。都立広尾病院、美容系クリニック等を経て、2014年東京・日比谷にKUMIKO CLINIC(クミコクリニック)を開設。痩身治療をメインに美容皮膚科メニューを幅広く扱う。