GLP-1で体重が減って起こる体型変化とは?
前回GLP-1での減量の様子をお伝えしましたが、今回はそれによる見た目の変化についてお伝えしていこうかと思います。「体重が減れば体型も変わるでしょ」というのは当たり前なんですが、体重が減ることで見た目が大きく変わる部位とそうでない部位があります。例えば○○キロ痩せたからお腹が凹んだという話はよくありますが、お腹のどの部分が凹んだの?上腹部?下腹部?ウエスト?・・・‥等。ここを知れば、体型を変えたい!と思った時に、この部位は体重減らしたらサイズが減るから自力で何とかしよう、この部位は体重減らしても落ちないから、医療痩身の力に頼ろうなど治療法を賢明に選択できます。むやみに体重を減らすと顔だけ老けて、狙った部位はサイズダウンしなかったなんて話は良く聞きます・・・そんな観点でこの記事を読んで頂ければと思います。
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体重が減ってどこが変わったか?まずはご本人の感想を聞いてみました
いや~、お腹がペタンコになってズボンがゆるゆるです。周りからもどうしたの!?ってすごい言われます。太ももも気になっていましたが、とにかくお腹が一番変わりました。
お腹のどの部分が減った感じします?
特にここの部分ですかね~(お腹の前側を指差して)。この辺り(お腹の横、腰の辺りをつまんで)はもっと減らしたいですね。
なるほど、確かに、前に突き出る感じのお腹がだいぶ減りましたね。今仰った腰の辺りは、腹筋が割れるて見える位ストイックにトレーニングした体型の方でも気にされてきます。あと、痩せても減らないという部位は特に女性に多いんですが、内モモや外モモや二の腕、男女共通が腰あたりですかね~
実際の体型の変化をベクトラ3Dで評価していきましょう!
ではGLP-1痩身療法を開始して2か月後の変化、この時点で体重4kg程減りました。実際にベクトラ3Dでその効果を見てみましょう
この写真を見てお分かりの通り、正面からよりも真横や斜めのビューの体型の変化が大きいですよね。更にベクトラ3Dで評価してみました
これは、暖色系の部分が前後でボリュームが減った部分、青の部分がボリュームが増えた分です。明らかにお腹の前面、中央が減りましたね、更に具体的な数値で見ていきます
最大で臍の上部辺り98.0cm→90.8cm(-7.1cm)、臍下部98.4cm→94.4cm(-4.0cm)、上腹部(みぞおち辺り)96.3cm→96.1cm(-0.2cm)とサイズダウンしています。これらから分かるのはお腹を上中下腹部で分けると臍周囲の前方へ突出する部分が大きく減っていますね。腹部は大きな変化は出ていません。
内臓脂肪型のぽっこりお腹はまずはGLP-1痩身療法からのクールスカルプティングがおススメです!
内臓脂肪型の前方へ突き出したポッコリお腹は、まずは体重を減らす事で大きなサイズダウンが見込めます。言い換えると体重を減らすだけで見た目の変化が出やすいですので、クールスカルプティングの様な痩身器機に頼る必要はありません。逆に上腹部の脂肪や、下腹部は減りが少ないので痩身器機を併用する意義が大きな場所です。お腹痩せしたい!と思った時、まずは自分が内臓脂肪型か皮下脂肪型かを知り、お腹のどこを痩せたいかによってまずはGLP-1痩身療法でいくかクールスカルプティングの様な痩身機器でいくかを決めると無駄のない効率的な治療プランになります。
GLP-1痩身療法のその後の経過
開始時は89kg BMI27.02と日本の肥満の基準に該当していましたが、GLP-1痩身療法を開始して1か月で3.85kg減、その後もゆるゆると減り続け開始後4か月で4.66kg減量しました。(グラフは開始して5日経過してから付けていますのでグラフの開始時は88kgです)
現在は84kg台を維持しています。当然ですが体重が多い方がその減るスピードは速く、正常範囲内に近づいてくると減量のスピードは遅くなります。どこまで減量したいかのその方の目標に合わせ、GLP-1の投与量や投与期間を決めていきます。
次回は、減量で落ちなかった腰回りや下腹部前面部分をクースカルプティングで治療していきます。そのアセスメントや治療の様子をご紹介していきます。
※別途初診料・再診料、針代が必要となります。
下島久美子(しもじま くみこ)先生
医師。金沢医科大卒業後、杏林大学第一内科に入局。都立広尾病院、美容系クリニック等を経て、2014年東京・日比谷にKUMIKO CLINIC(クミコクリニック)を開設。痩身治療をメインに美容皮膚科メニューを幅広く扱う。
GLP-1痩身療法にて体重が4kg減りましたが、ご自身では体型の変化どんな風に感じていますか?